プライベート・マーケットの見通し 2024年第2四半期: 新たな投資環境
Digital PR Platform / 2024年4月25日 11時7分
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2027/87346/150_139_2024020512380065c05818e8fdb.png
ニルス・ロード
シュローダー・キャピタル CIO
プライベート・マーケットは2024年第2四半期に入り、投資環境が再構築されています。特定の戦略に対する資金調達活動とバリュエーションが調整されたことで、有望な投資機会の舞台が整っています。
世界的な3Dリセットのテーマや進行中のAI革命に沿った投資は特に魅力的です。加えて、インフレが一段と緩和する可能性と、利下げの可能性が、短中期的な追い風となる可能性があります。しかし、国内および国家間の政治的緊張は続いており、紛争が激化するリスクが依然としてあるため、プライベート市場における分散化は引き続き重要な鍵となるでしょう。
2024年第2四半期が近づくにつれ、プライベート市場の資金調達、投資活動、バリュエーションはほぼパンデミック以前の水準に回復し、新規投資に有利な環境が整いつつあります。2023年の資金調達は引き続き大型ファンドに集中しましたが、この点は、より魅力的な投資機会が中小型のプライベート・マーケット戦略にある、と私たちが考える理由の一つです。これは特にプライベート・エクイティに当てはまりますが、大型ファンドのバイアウト資金調達が記録的な水準に達した一方で、その他の市場は健全な水準を維持しました。
歴史的に、資金調達は貴重な逆張り指標として機能してきました。というのも、ほとんどのプライベート・エクイティ戦略はクローズドシステムであり、資金調達の水準とドライパウダーがエントリー・バリュエーションに直接影響し、ひいてはそのビンテージイヤーの収益予想に影響を与えるからです。
私たちは、3Dリセット(脱炭素化、脱グローバル化、人口動態)およびAI革命に沿ったプライベート市場への投資は特に魅力的であると考えています。例えば、インフラストラクチャーでは、脱炭素化の推進とエネルギー安全保障への懸念から、エネルギー移行分野が際立っています。インフレとの強い連動性と確実なインカム収入特性は、この資産クラスの成長にさらに貢献しています。
インカム収入はほとんどの市場で特に魅力的なものとなっており、中でもプライベート・デットとクレジットが際立っています。私たちは、ディストレスト資産よりもファンダメンタルズを重視し、市場の非効率性から恩恵を受ける投資を選好します。
この記事に関連するニュース
-
ダイナミックな市場変化がもたらす投資トレンドの新常識
Finasee / 2024年4月30日 7時0分
-
再生可能エネルギー投資で取るべきリスクとは?
Digital PR Platform / 2024年4月18日 10時43分
-
現場作業の効率化を支援する遠隔支援ツールSynQ Remoteを開発・提供するクアンドが、Siiibo証券を活用し社債発行
PR TIMES / 2024年4月16日 11時15分
-
ブラックストーン、賃貸集合住宅REITを100億ドルで買収
ロイター / 2024年4月9日 7時35分
-
ブルー・ボンドとオレンジ・ボンド ‐ 債券におけるインパクト投資の最前線
Digital PR Platform / 2024年4月5日 10時0分
ランキング
-
1日銀がこれほどまで円安を「無視」する3つの理由 「為替は管轄外」では、結局うまくいかない?
東洋経済オンライン / 2024年5月4日 9時30分
-
224年度の企業倒産、1万件超か 原材料高、人手不足が収支圧迫
共同通信 / 2024年5月4日 15時30分
-
3相鉄線「屈指の閑散駅」ついに一新へ! 大幅イメチェン&新改札も 完成時期は?
乗りものニュース / 2024年5月4日 8時42分
-
4箱根にフロントもない「無人ホテル」開業 〝不便さ〟感じる? 記者が体験してみた
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年5月4日 18時38分
-
5過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください