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【東芝デジタルソリューションズ】ソフトバンクと東芝デジタルソリューションズ、光無線を活用したQKDの動作実証に成功

Digital PR Platform / 2024年3月19日 10時53分

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2024年3月19日

ソフトバンク株式会社
東芝デジタルソリューションズ株式会社



ソフトバンクと東芝デジタルソリューションズ、光無線を活用したQKDの動作実証に成功
~光無線と光ファイバーの組み合わせにより、都市部のQKDセキュアネットワークの拡大へ前進~

 ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)と東芝デジタルソリューションズ株式会社(以下「東芝デジタルソリューションズ」)は、東芝デジタルソリューションズの量子鍵配送(Quantum Key Distribution、以下「QKD」)システムを、ソフトバンクの光無線通信(以下「光無線」)の試験環境に導入し、光ファイバーと光無線を組み合わせたQKDの動作実証に成功しました。従来の光ファイバーに加えて、新たに光無線に量子鍵の配送を組み合わせることで、低コストかつ短期間でQKDを導入することが可能になり、都市部のQKDセキュアネットワークの拡大につながります。

■背景
 現代社会において、国家安全保障や銀行取引、個人情報の保護など、幅広い分野でサイバーセキュリティーが重要な課題となっています。特に量子コンピューター技術の急速な発展や暗号解読アルゴリズムの研究の進展により、従来の暗号技術の危殆化が懸念されています。QKDは重要な機密データを保護するための暗号鍵を配信する仕組みで、量子力学の原理に基づき、暗号鍵を盗聴して解読することが理論上不可能な通信技術です。ソフトバンクと東芝デジタルソリューションズは、6G時代の量子セキュアネットワークの実現に向けて共創を進めており、これまでもQKDを用いた拠点間VPN(Virtual Private Network)通信の実証実験を実施してきました※。

 QKDは、量子力学に基づく原理を通信に応用することで、データの送信側と受信側の双方に共通の暗号鍵(以下「共通鍵」)をそれぞれ生成し、共通鍵を生成するための情報を光子(光の粒子)に乗せて伝送します。従来のQKDでは、都市部の拠点間の接続には光ファイバーを用いる必要があるため、ビル間や公道をまたいだ建屋間など、光ファイバーの敷設が困難な拠点や敷設に多くの時間を要する拠点では、QKDの導入が阻害されてしまう場合があります。ソフトバンクと東芝デジタルソリューションズは、この課題を解決するため、従来のQKDの構成に光無線も加えて活用する実証実験を行いました。

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