デロイト トーマツ、最適な人材配置案を短時間で生成する「Talent Matching」の一般提供を開始

個人の適性や希望を考慮した数百人分の配置案を約10分で5案生成し、配置検討業務を効率化。定期異動、業務割当・アサインなどにおける活用を通じて人材活躍を促進し、組織成長に貢献

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社（東京都千代田区、代表執行役社長　佐瀬真人、以下「デロイト トーマツ」）は、人材配置案生成アプリケーション「Talent Matching」（タレントマッチング）を開発し、一般提供を開始しました。

「Talent Matching」は、クラウド経由で提供されるSaaS型人材配置案策定アプリケーションです。従来、担当者が、経験と勘をもとに膨大な作業工数および日数をかけて検討していた人材配置案を、独自のアルゴリズムにより、短時間で複数案生成します。例えば、数百人分であれば約10分で5案程度生成※1することが可能です。これにより、大幅な工数削減による配置検討業務の効率化とともに、適材適所の配置により生産性向上にも貢献します。また、配置案を定量評価するアプリケーション上のマッチングスコアと、配置後の実際の活躍状況の比較を行うことで、PDCAサイクルを回しながら配置案のレベルを担保し、人事担当者が変わった際にも配置案の品質を落とすことなく人材活躍や企業・団体の成長を後押しします。

デロイト トーマツは人事領域におけるデータ利活用・DX推進を目的に「Talent Matching」を開発し、これまで自治体※2や企業に向けたコンサルティングサービス提供の中で活用し、運用実績を積み重ねてきました。各組織における運用を通じて業務効率化や生産性向上、人材情報の蓄積および利活用に繋がることなどが確認できたため、このたび一般に広く提供を開始しました。

「Talent Matching」のサービス概要
「Talent Matching」はデロイト トーマツ独自のアルゴリズムを活用しています。各ポジションの要件、人材が保有するスキル・経験、希望などを入力することで、複数ポスト対複数候補者のn対nの検討を行い、全体最適の人材配置案を生成します。オプションとして、過去配置等のデータをAIに学習させることで、生成する配置案の精度を高めるコンサルティングサービスも提供します（※本学習機能についても、今後アプリケーションへの実装を予定しています）。定期異動、戦略人材の育成および活用を見据えた配置、ジョブ型・プロジェクト型業務へのアサイン、顧客特性も踏まえた営業人材の配置など、様々な人材配置の場面での活用が可能です。