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本屋大賞第2位の英小説を映画化「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」6月7日公開 ポスター&特報披露

映画.com / 2024年3月19日 8時0分

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主演はオスカー俳優のジム・ブロードベント (C) Pilgrimage Films Limited and The British Film Institute 2022

 日本で2014年本屋大賞翻訳小説部門第2位に輝いた英小説「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」(訳:亀井よし子/講談社文庫)を映画化した「The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry(原題)」が、「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」の邦題で6月7日より公開されることが決定した。特報とポスタービジュアルが披露された。

 原作は、世界36カ国で刊行され、英国文学最高賞のマン・ブッカー賞にノミネートされたレイチェル・ジョイス氏によるベストセラー小説。「アイリス」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞助演男優賞に輝いたジム・ブロードベントを主演に迎えて映画化された本作は、本国で初登場新作ナンバーワンを記録した。

 主人公は、定年退職し、妻のモーリーンと平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日、彼のもとに1通の手紙が届く。差出人は、かつてビール工場で一緒に働いていた同僚クイーニー。ホスピスに入院中の彼女の命は、もうすぐ尽きるという。返事を出そうと家を出たハロルドだったが、彼にはクイーニーにどうしても会って伝えたい“ある想い”があった。ホスピスに電話をかけたハロルドは、「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま歩き始める。目的地までは800キロ。彼の無謀な試みはやがて大きな話題となり、イギリス中に応援される縦断の旅になる。

 主人公のハロルド役をブロードベントが担い、ハロルドのまさかの行動によって自身も変化していく妻のモーリーンを「ダウントン・アビー」シリーズのペネロープ・ウィルトンが演じた。監督は、「とても素敵なこと 初恋のフェアリーテイル」のヘティ・マクドナルド。

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