1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

芝居の常識をぶち壊す舞台「ツチノコの嫁入り」、主演の山本裕典がその魅力を語る

Entame Plex / 2015年9月12日 12時0分

写真

芝居の常識をぶち壊す舞台「ツチノコの嫁入り」、主演の山本裕典がその魅力を語る

9月5日より全国公開となった多部未華子主演の映画「ピース オブ ケイク」の劇中劇がまさかの“旗揚げ”!? 作品内で、ヒロイン役の多部を優しく見守る“オカマの天ちゃん”が所属する劇団めばち娘の演目「ツチノコの嫁入り」が、9月17日よりCBGKシブゲキ!!にて実際に観劇できるのだ。作/演出に劇団鹿殺しの丸尾丸一郎、看板俳優の天ちゃん役に映画『ハンサム★スーツ』『大洗にも星はふるなり』ドラマ『タンブリング』で主演も務めた俳優:山本裕典を迎え、阿部丈二をはじめとんでもなく個性的な連中が脇を固める。そこで、エンタメプレックスは主演を務める山本に今劇にかける意気込みを聞いた。すると、そこから彼の演技に対する意外な思いが明らかに……。

――演目「ツチノコの嫁入り」とはどんな内容ですか?

「すごくアバンギャルドな内容で、出演者も多いです。セリフにも出てくるんですが『カブりすぎて見えないよ!』って(笑)。演者も個性的なキャラクターを要求されて……」

――演者が並んだ画を見るだけでクラクラしてきます……。個性的すぎますね。

「今回、僕はオカマの役で一番ぶっ飛んでいるんじゃないかという気がしますが、実は一番ふつうなんです(笑)。僕も最初にオカマと聞いたときは、『何をしでかしてやろう』なんて意気込んだんですけどね。」



――劇団鹿殺し・丸尾丸一郎さんの演出はいかがでした?

「僕が今まで舞台などで演じてきた人を笑わせたり楽しませたりするお芝居とはまったく違いました。僕が想像する『こうやったら面白いんじゃ?』の反対側でした」

――例えば?

「僕が大爆笑するお気に入りの演者に(丸尾さんは)すごいダメ出しをするんですよ(笑)。全然違うところの笑いを求めていたりとか。僕がこれまで出会ってこなかった芝居の質や発想でした。ものすごく勉強になりますね。そこまでやっちゃうんだ! って。色んな芝居の常識の壁を壊しています」

――稽古も終盤ですね。(※インタビューは公演の約2週間前)

「(演者は)みんな怯えてますね」

――怯えてますか(笑)。

「(演出が)みんなの想像を2周3周超えてしまっているので。『これでいいんですよ……ね?』的な(笑)」



――今作で山本さんが演じる“オカマの天ちゃん”はどのような人物ですか?

「天ちゃんは、劇団めばち娘の看板俳優です。小さいころから男の子が好きで、でも自分も男で悩んでいる。その後のきっかけでオカマになって、幸せに人生を送っていたんですけど、重すぎる愛ゆえに問題が発生します。天ちゃんのような人は多いと思うんです。心と身体が一致しなくて悩んでいる人が。でも、それを吹っ切ったときにすごくハッピーで魅力的な人になる。天ちゃんは本来そういう人間だと考えています」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください