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65歳以降で「居酒屋」で働くのは無謀?お酒も好きだし顔見知りばかりの店なら問題ないですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月1日 10時0分

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昨今は、定年後もさまざまな形で働き続ける人が増えてきているため、老後の働き方について考えることもあると思います。   「お酒が好きなので居酒屋で働きたいと思っているのだけれど、顔見知りばかりの店ならばできるかもしれない」と考えている人のために、高齢就業者のうち、飲食店で働いている人の割合や、居酒屋で働くことに向いている人の特徴をご紹介します。   65歳以上の仕事選びのポイントもまとめましたので、参考にしてください。

高齢就業者のうち飲食店で働いている人の割合は?

総務省統計局が発表した「統計からみた我が国の高齢者」によると、高齢者就業者数は19年連続で増加して、2022年には過去最多となっています。
 
そんななか、就業者総数に占める高齢就業者の割合は13.6%を占め、日本の高齢者の就業率は、主要国の中でも高い水準になっていることが分かります。
 
そのうち「宿泊業、飲食サービス業」で働く高齢就業者数は59万人で、就業者数に占める高齢就業者数の割合は、15.5%です。2012年には39万人(10.4%)であったため、10年間で5%以上増加しています。
 

65歳以上の仕事選びのポイントは?

株式会社パーソル総合研究所が実施した「働く10,000人の就業・成長定点調査」によると、高齢就業者が仕事選びで重視するポイントには、次のようなものがあります。


・通勤の便がよい
・やりがいを感じられる
・自分のやりたい仕事である
・自分の能力や個性が生かせる
・働く時間を選択できる
・自律的に自分の判断で仕事を進められる
・キャリアを活かせる

例えば、現役時代の仕事とは関係がなくても「自分のやりたい仕事」として居酒屋で働くことを選択するのもよいのかもしれません。
 

65歳以上で居酒屋で働くのに向いている人の特徴

「65歳以上」という年齢を考えると、体力がある人でなければ、居酒屋で働くことは難しい可能性があります。仕事中は立ちっぱなしになることが多く、忙しい時間帯はなかなか休めないため、体力に自信がない人には厳しい仕事かもしれません。
 
また、お酒や料理が好きな人であれば、仕事を早く覚えられるだけではなく、お客さまとのコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
 
もちろん、顔見知りばかりのお店で働けるとは限りませんし、仮に働けたとしても、まったく知らないお客さまが来店することもあるはずです。そのため、人と接することが好きな人や、臨機応変な判断ができる人であれば、安心して働ける可能性があります。
 

本当に自分に合った仕事かどうかをよく考えることが大切

定年後、65歳を過ぎてから「居酒屋で働いてみたい」と思ってはいるものの、実際にうまくできるのかと、不安を感じる人も多いと思います。
 
居酒屋で働くには、体力面でも精神面でも大変なことがたくさんあると思われますので、高齢になってからでもできる仕事なのかどうかを、よく検討されたほうがよいでしょう。
 
ただ、実際に飲食業で働いている高齢者はいますし、自分のやりたい仕事に就いて、やりがいのある毎日を送っている人もいらっしゃいます。まずは、居酒屋で働くことが本当に自分に合っているのかを、慎重に検討してみましょう。
 

出典

総務省統計局 統計トピックス No.138 統計からみた我が国の高齢者 -「敬老の日」にちなんで- II 高齢者の就業(7-8、10ページ)
株式会社パーソル総合研究所 「働く10,000人の就業・成長定点調査」(働く10,000人の成長実態調査2023 シニア就業者の意識・行動の変化と活躍促進のヒント) POINT.2 シニア就業者の仕事選びの重視点は、「通勤の便」 「働く時間を選べる」「過去のキャリアを活かせる」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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