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子どもができたら習い事をさせたいので、小学生の一般的な習い事事情と費用を教えてください!

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月18日 10時30分

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子どもが小学生になったら、何かしらの習い事をさせたいと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、具体的に何を習わせればよいのか、また月々いくらくらいかかるのか不安に感じている方もいるでしょう。   そこで今回は、小学生の習い事事情とかかる費用について調査しました。また、経済的に習い事をさせるのが難しい場合、補助金や利用できる制度があるのかも解説します。

小学生の習い事は水泳や音楽が人気

厚生労働省が公表している「第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)」によると、小学3年生の時点で習い事をしている子どもの割合は87.7%です。また、小学1年生の時点では76.8%、小学2年生の時点では84.7%と、学年が上がるにつれて習い事をしている子どもの割合は増加することが分かりました。
 
続いて、子どもに人気の習い事について見ていきましょう。男児では「水泳」が40.0%と最も高く、2位以降は「サッカー」の21.1%、「学習塾」の20.4%、「通信教育」の 19.0%と続きます。
 
女児では「ピアノなどの音楽」が39.6%と最も高く、2位以降は「水泳」の34.2%、「通信教育」の22.0%、「習字」の21.9%と続きます。男女によって習い事の内容には差があるものの、水泳や通信教育は男女共通で人気があることが分かりました。
 

小学生の習い事にかかる月額費用は1万円程度

文部科学省が公表している「子供の学習費調査」によると、小学生(公立)の学校外活動費の平均は年間24万7582円です。学校外活動費とは、学習塾や通信教育などにかかる「補助学習費」と水泳やピアノなど習い事などにかかる「その他の学校外活動費」の2つに分類されます。
 
小学生(公立)の補助学習費の平均は年間12万499円、その他の学校外活動費の平均は年間12万7083円です。つまり、小学生の習い事の年間平均費用は12万7083円、12で割って月々平均約1万590円かかっていることが分かります。学習塾や通信教育を含めると、月々2万円位以上かかる可能性は十分にあるでしょう。
 

経済的に厳しい場合はどうすべきか?

子どもに習い事をさせたい気持ちはあるものの、経時的に厳しい家庭もあるでしょう。実は、子どもの習い事にかかる費用を支援している自治体があることをご存じでしょうか。
 
大阪市では、子育て世帯の経済的負担を軽減するとともに、子どもの学力や才能を伸ばす機会を提供する「大阪市習い事・塾代助成事業」を行っています。市内在住小学5年生~中学3年生の約5割を対象として、学習塾や習い事にかかる月額1万円を上限に助成しています。ただし、一定の所得要件を設けているため注意が必要です。
 
他にも千葉市では、生活保護世帯・児童扶養手当全部支給世帯の小学5・6年生を対象に、学習塾や習い事に通うための「こども未来応援クーポン」を支給しています。お住まいの自治体に同様の助成制度がないか確認してみましょう。
 

習い事で子どもの意欲や才能を伸ばそう

小学3年生の時点で、何かしらの習い事をしている子どもの割合は87.7%です。習い事の内容は男女によって多少の違いはあるものの、水泳、ピアノなどの音楽、通信教育などが人気を集めています。
 
学習塾や通信教育を除いた小学生の習い事にかかる費用は、月々平均1万円程度です。経済的に厳しい場合は、お住まいの自治体に助成制度がないかを確認してみることをおすすめします。
 

出典

厚生労働省 第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)の概況
文部科学省 子供の学習費調査
大阪市習い事・塾代助成事業トップ
千葉市 学習塾や習い事に通うためのクーポンを助成します!(令和5年度)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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