[MOM302]高知大FW有間潤(4年)_快足エースが全国初戦で1ゴール2アシスト
ゲキサカ / 2014年8月9日 20時6分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.8 総理大臣杯全日本大学トーナメント1回戦 富士大 0-4 高知大 J-GREEN堺]
静かな立ち上がりとなった序盤。口火を切った高知大のエースFW有間潤(4年=宇和島東高)のプレーだった。14分の先制点の場面、スピードを生かして右サイドを切り開くと、中の状況を見てふわりとしたクロスでMF野中祐輝のゴールをお膳立て。2点目の場面では「相手とごちゃっとした中で」(有間)MF曽根友祐にボールが渡るという偶発的なアシストだったが、3点目は素早いリスタートにしっかり反応して相手DFラインの背後へ抜け出し、GKとの1対1から冷静にゴールネットを揺らしてみせた。
持ち味はスピード。それを生かす為にボールを受ける際のポジショニングやマークを外す動きにも余念がない。「DFの間や段差がけっこうあったので狙っていた」(有間)というように、この試合では相手の位置を見ながら上手くフリーになってパスを引き出し、ゴールに向かうプレーで相手に脅威を与えていた。昨年の四国リーグでは10ゴールで得点王に輝いており、野地監督も「天皇杯で福岡大と対戦した時も、有間は通用していた」と期待を寄せる存在だ。
2トップでコンビを組むFW出口晋一郎は183cmの高さに加えて、前線でアグレッシブに動きまわる選手だ。「出口とは違うタイプなので、やりやすさはある。あいつが身体を張って、僕が裏へ抜ける。この形はずっとやってきている」(有間)と崩しのパターンの一つとなっている。そこに左サイドから、いつもは元C大阪のMF後藤寛太が絡むのだが、前日に高熱を出して欠場。この日は急遽、MF曽根友祐がスタメンに名を連ねたが「時間がたってスペースが空いてきた時に、自分と曽根でそこを突くことができた」(有間)と共にキレのあるドリブルで効果的なカウンターを繰り出している。
自身の活躍もあって初戦を突破したが、その表情に緩みはない。「2回戦の関西学院大は強敵。でも、ビビらず、相手をリスペクトしすぎずに挑みたい。自分たちのサッカーができるかわからないけど、自分が起点となれば勝利も見えてくると思う」(有間)。エースの自覚を胸に抱き、次なる戦いでも攻撃を牽引する。
(取材・文 雨堤俊祐)▼関連リンク
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