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[プレミアリーグWEST]完敗の責任背負う富山一FW西村「キャプテンである自分のせい」

ゲキサカ / 2014年10月1日 15時2分

[プレミアリーグWEST]完敗の責任背負う富山一FW西村「キャプテンである自分のせい」

[9.28 高円宮杯プレミアリーグWEST第15節 京都U-18 5-0 富山一高 京都サンガF.C.東城陽G]

 試合終了直後、富山一高のFW西村拓真主将(3年)は自責の念に駆られていた。チームメートをも近寄らせないような空気を漂わせながら、ダウンを終え、ピッチを後にしていく。「試合に勝つ気がないというか、『立ち上がりから行こう』と言う話になっていたのに、チームが行けなかったのはキャプテンである自分のせいでもあるし、そういう面で悔しくて・・・・・・」。強豪・京都U-18に対して、臆した訳ではないだろうが、前半の富山一はどこか人任せのプレーが目立って0-3。大塚一朗監督に厳しく指摘された後半は個々がしぶとい守りを見せるなど、十分に渡り合えていただけに前半があまりにももったいなかった。

 西村は日本一となった昨年度の全国高校選手権では長崎総合科学大附高との初戦で2得点。日章学園高との準々決勝では右サイドから先制点となるスーパーゴールも決めて、大会優秀選手にも選出された。主将となった今年、「去年よりは全然レベルも落ちると思う。去年よりチームワークとか団結力で勝つしかないと思っている」という西村だが、それでも個人ではプレミアリーグWESTでリーグ5位の9得点。この日も前線で再三ボールをおさめ、厳しいプレッシャーを苦にすることなくボールをキープして攻撃の起点となっていた。

 そして力強いドリブルやパス交換からゴール前へ入り込んで決定的なシュートを放つなど獅子奮迅の動きでチームを引っ張った。ただ0-1の前半23分にCB能松大河の縦パスをPAでコントロールしながらもシュートをゴール右に外してしまう。そして直後の失点で2点差。「あそこでボクが決めていれば流れも変わった」と大事な場面で決められなかったことがまた悔しさを増幅させた。

 攻撃の起点、チャンスメーカー、そしてフィニッシャーの役割も担う。負担は小さくないが、「その役割をやらせてもらっていることは嬉しいことだし、その期待に応えられるように、もっと努力して頑張っていきたい。ボクが本当に引っ張っていかないといけない」と前を向く。チームを再び全国の頂点に押し上げたいという思いとともに、個人的には選手権で“リベンジ”したいという思いも持っている。昨年、高校日本一になることはできたが、西村自身は準決勝、決勝は無得点。特に決勝は後半14分にピッチを去っており、その後の逆転Vを喜びながらもどこか引っ掛かるものがあった。「去年は国立で何もできなかった自分がいたので、去年よりももっと頑張って、しっかりとした試合で活躍できるようになりたいと思います」。悔しい思いをしてきた1年だが、プレミアリーグ残留、そして選手権で昨年の雪辱を果たして笑顔で終える。

(取材・文 吉田太郎)

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