小林悠が復帰即ゴール!川崎Fが仙台に今季初黒星を付ける

[4.18 J1第1ステージ第6節 仙台2-3川崎F ユアスタ]

　川崎フロンターレはアウェーでベガルタ仙台に3-2で競り勝った。激しい点の取り合いを制し、2試合ぶりの勝ち点3を獲得。前節終了時点で2勝3分の無敗で4位に付けていた仙台は今季初黒星となった。

　川崎Fは前半26分、DF武岡優斗がオーバーラップからPA内に切れ込み、右足を振り抜くと、シュートはDF鎌田次郎の体に当たってクロスバーを直撃。すると直後の前半28分、仙台はMF野沢拓也のクロスからゴール前混戦となり、DF谷口彰悟がクリアしたボールがFWウイルソンの体に当たって跳ね返り、そのままゴールネットを揺らすラッキーな形で先制に成功した。

　1点を追う川崎Fは前半33分、右CKのこぼれ球を昨季まで仙台でプレーしていたDF角田誠が狙うが、GKがキャッチ。同40分にはMF中村憲剛のスルーパスからMFエウシーニョがゴール前に折り返し、FWレナトが合わせたが、GK六反勇治の好セーブに阻まれた。

　川崎Fは後半開始から武岡に代えてFW船山貴之を投入。今季、松本から加入した船山はリーグ戦は移籍後初出場となった。さらに後半18分からは故障明けのFW小林悠がピッチに入り、3月22日の山形戦以来の復帰を果たす。すると同25分、FW大久保嘉人のスルーパスに抜け出した小林が鋭い切り返しで野沢をかわし、左足でゴールに流し込んだ。

「いいボールが来たし、相手が必死に来ていたので、キックフェイントでかわせるかなと思った。そのあとは冷静に打てた」と、試合後のインタビューで振り返った小林の復帰即ゴールで1-1の同点に追いついた川崎F。2分後の後半27分にも大久保のスルーパスに反応したレナトが左足でゴール右隅に流し込み、2-1と逆転に成功した。

　仙台も後半35分、ウイルソンの左クロスに後方から走り込んだDF多々良敦斗が右足で合わせ、豪快にゴールネットに突き刺す同点弾。今季、松本から加入した多々良のJ1初ゴールで試合は2-2の振り出しに戻ったが、川崎Fは後半41分、PA内左で縦に仕掛けたレナトの折り返しを大久保が滑り込みながら右足で押し込み、3-2と勝ち越した。大久保は2試合ぶり今季5ゴール目。逆転勝ちで点の取り合いを制した川崎Fが仙台に今季初の土を付けた。

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