「ミスを取り返して来い」指揮官のゲキに応えた横山の決勝点
ゲキサカ / 2015年8月9日 8時33分
[8.8 東アジア杯 日本女子2-0中国女子 武漢]
指揮官のゲキに応えた。2連敗で迎えた中国戦。引き分け以下なら史上初の最下位に終わる日本女子代表(なでしこジャパン)は地元・中国相手の最終戦で意地の1勝を挙げた。
「『引き分けだったら4位だよ』というのは強く言った。勝ちに行くということを強くアプローチした」。0-0で折り返したハーフタイムの指示をそう明かした佐々木則夫監督。後半開始からFW菅澤優衣香、後半21分からMF増矢理花、そして最後のカードで後半38分からはMF横山久美(長野)をピッチに送り込んだ。
その横山が後半43分に決勝点。土壇場で均衡を破る値千金のゴールだった。「韓国戦は自分のせいで失点した。(佐々木監督からは)そのミスを『取り返して来い』と言われたし、自分でも最後のチャンスだと思ってピッチに入った。そういう意味で結果を残せたのはよかった」。汚名返上の一撃に胸をなで下ろした。
「チームを勝利に導く形になったのはよかった。またゴールを決められるように、継続してやっていきたい」。決勝点を喜ぶ一方で、3試合連続の途中出場だった今大会を振り返り、「3試合に出場したけど、スタートからは出られなかった。体力、知識を付けないといけない」と、今後への課題も口にした。
(取材・文 西山紘平)
●東アジア杯2015特集
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