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[選手権予選]履正社に雪辱を!夏の茨城王者・明秀日立が見据える初Vの先にある目標

ゲキサカ / 2015年10月29日 12時54分

 明秀日立らしいサイドをドリブルで攻略するシーンはわずかだったが、スペースを活用した攻撃で7得点。初優勝へ向けて好発進した。そのチームは全国で履正社高(大阪)にリベンジすることを目指している。この夏、2度目の全国総体出場を果たした明秀日立だったが、初戦でプレミアリーグWESTに所属する履正社に1-4で敗戦。大型選手たちが速く、質の高いパスを繋いで攻める履正社に力負けしたが、フィジカル面や走力では通用したと感じている。明秀日立は萬場監督が「フィジカル的な部分とかは戦えた部分があった。ぶつかり合いに関しては身体鍛えてきている部分が今年のウリ。自分の身体を自由に動かすためにある程度の筋力は必要だよねということでやっています」と説明するように、ベンチプレスで肉体強化。2年生MF大野の110kgを筆頭にCB石川慶人主将(3年)や江本、GK宮田英幸(3年)が100kg超えに成功しているほか、ほとんどが体重の1.25倍の重量を持ち上げるノルマをクリアしているというパワーや、走力の部分はやれたという手応えがある。

 だが、明秀日立の最大の武器である技術面で出た全国トップレベルとの差。石川は「一つひとつの技術、パス、細かいところが相手に劣っていた」。それでも強豪の実力を体感したことで選手たちの意識は変わってきた。萬場監督は「履正社ともう一回やった時に勝てるか勝てないか、そこを彼らも求め始めたので。疲れた時でもやらないといけないと自分たちでやるようになった。ハングリーになった」と目を細める。

 全国でもう1回、履正社と戦う。仮に履正社と対戦できなくても、全国トップレベルの強豪に勝つことを目指して努力を続けてきた。石川は「(夏に)履正社とやって、あそこ目指してやっているので、球際やパスのスピードだったり、細かいところまでこだわってやっています」。右SB秋山峻耶(3年)の台頭など個々の成長も見られ、夏よりも一歩、半歩かもしれないが目標に近づいてきている手応えがある。そして伊藤は「全国で戦って全国レベルの相手に勝つこと。全国ベスト8が目標」と宣言。初優勝の先にある目標を達成するために、夏の覇者が再び茨城を勝ち抜く。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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