[選手権]「今、自分たちを動かしている」“史上最弱”の評価覆すという思い、東福岡が17年ぶりの4強進出!!
ゲキサカ / 2016年1月5日 23時3分
[1.5 全国高校選手権準々決勝 駒澤大高 0-1 東福岡高 駒沢]
第94回全国高校サッカー選手権は5日、準々決勝を行い、初めて準々決勝へ進出してきた駒澤大高(東京B)と17年ぶりのベスト4進出を狙う東福岡高(福岡)との一戦は、MF橋本和征(3年)の決勝点によって東福岡が1-0で勝利。東福岡は全国制覇した98年度以来となる準決勝(9日、埼玉)で前回優勝校の星稜高(石川)と戦う。
入学当初から“最弱の世代”と言われ続けてきた東福岡の3年生たち。その世代が苦しみながらも駒澤大高を振り切り、頂点へ一歩前進した。全国高校総体決勝の再戦となった市立船橋高(千葉)との激闘から中一日。市立船橋戦について三宅は「市船戦でもみんな身体張ってみんな良く守った。負けたくないという気持ちが伝わってきた」という。だがこの日は動きが重かった。またMF中村健人主将(3年)も「(市船戦から)切り替えはできていたと思っていたんですけど、気の緩みだったりあった試合だったかなと思います。判断のところだったり、市船戦で集中してできていたところが今回できていなかったところがあった」と首を振る内容だった。
立ち上がりは自力に勝る東福岡が両サイドへボールを運び、左MF高江麗央(2年)、右MF三宅海斗(3年)の両翼が1対1で突破を図った。2分に左サイドを突破した高江が右足シュートを放ち、また大型FW餅山大輝(3年)が相手DFラインを押し下げようとする。だが、駒澤大高は負傷欠場したCB佐藤瑶大(2年)に代わって本来のFWではなくCBで緊急出場した深見侑生(3年)と1年生CB西田直也が落ち着いて対応をして危険なシーンを作らせない。
攻撃面でも積極的に前線にボールを入れる駒澤大高の攻撃の前に東福岡のDFラインは押し下げられ、セカンドボールを拾うためにインサイドハーフの中村と橋本のポジションも下がってしまった。これによって前線の餅山と中盤との距離が開いてしまった東福岡はボールを思うように繋げなくなってしまった。26分には右サイドから仕掛けた三宅の左足シュートが相手を脅かしたが、攻撃は単発。前半終盤は大野祥司監督が「ゼロで抑えて、後半隙があったら勝負するみたいな戦略を立てていた」と説明する駒澤大高が果敢なプレッシングからペースを握る。奪ったボールを素早く縦へ運ぶ駒澤大高は31分にMF春川龍哉(3年)の左足シュートがゴールを襲い、35分には左サイドへの展開からFW服部正也(2年)が折り返したボールをニアのMF竹上有祥(3年)が1タッチで押し込もうとした。
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