[ADIDAS CUP 2016 in OSAKA]温い雰囲気、自力で一掃!短期間で立て直した綾羽が今冬の旋風へ弾みのV!!
ゲキサカ / 2016年8月19日 18時56分
[8.17 ADIDAS CUP 2016 in OSAKA 綾羽高 3-0 帝京大可児高 J-GREEN堺]
北海道、関東、東海、関西の強豪12校が秋、冬の戦いへ向けて力を磨いた「ADIDAS CUP 2016 in OSAKA」は大会最終日の17日午後、決勝戦を行い、ともに全国高校総体出場校の綾羽高(滋賀)と帝京大可児高(岐阜)が激突。岸本幸二監督が「チームらしくなってきている」と評した綾羽が3-0で快勝して優勝を飾った。
3日間の戦いを締めくくるファイナルは立ち上がりから互いにテンション高い攻防戦となった。序盤、球際での強度で相手を上回った帝京大可児はMF福田航希(3年)がスイッチ役となってショートコンビネーションから打開しようとする。これに対し、綾羽も徐々に中盤でボールを奪いきって攻撃に繋げる回数を増加。10分にはFW菅河玄我(3年)が決定的な右足シュートを放ち、またいずれも抜群の突破力を持つ菅河やMF藤田昂陽(2年)がショートカウンターから一気に局面を破って縦へ切れ込んでいく。
帝京大可児は最終ラインでCB笠嶋哲太(2年)が1対1での強さを見せ、CB山出旭(3年)も粘り強い対応を見せるなど何とか失点を逃れていた。だが綾羽は26分、MF坪井直輝の縦パスから右エンドラインまで切れ込んだMF小西謙太朗(2年)がクロス。GKが処理しきれずにファーサイドへ流れたボールを「右サイドからいいクロスが上がってくることがあるので、信じて行きました」という藤田が右足でゴールへ押し込んだ。綾羽は畳み掛ける。30分、左サイドで一気に加速して抜け出した藤田のラストパスをファーサイドの菅河が難なく押し込んで2-0とした。
帝京大可児もアディショナルタイム、福田の直接FKのこぼれ球に山出が反応するが、シュートは枠外。逆に綾羽は後半立ち上がりから菅河の鋭い抜け出しなどで攻めこむ。そして6分、バイタルエリアで前を向いたエースFW西尾和真(3年)がスルーパス。ファーストタッチの決まった藤田がGKとの1対1から左足でゴール左隅へ蹴り込んで3-0とした。
この日の綾羽は前日よりも攻撃から守備への切り替えが速く、中盤で坪井やMF中井準人(3年)がボール奪取に貢献。最終ラインでは注目CB野々村鷹人(3年)がその高さで帝京大可児の攻撃をシャットアウトした。一方の帝京大可児もGK川地颯馬(3年)の好セーブによってこれ以上得点差が開くことを許さない。だがMF浅井泰生(3年)が「空中分解してしまった。チームの中でやりたいことがバラバラになってしまった。距離とかも大分ズレて、パスも繋げられなかった」というように、なかなか意図の合った攻撃をすることができない。それでも18分、浅井のスルーパスから交代出場MF熊田進之介(3年)が抜け出したが、シュートがGK大林大地(3年)に触られると、ゴールラインすれすれでCB川崎凌輝(3年)にクリアされてしまう。終盤にもMF森田拓実(3年)のサイドチェンジからSB西津邦彦(3年)の右クロスをMF上野遼太郎(3年)が合わせたが、シュートは綾羽DFがブロック。左SB中地将梧(3年)や右SB吉井孝一(3年)ら含めてハードワークを継続した綾羽は終盤、選手の入れ替えで隙も生まれていたが、それでも攻守で強さを見せつけて参加12校の頂点に立った。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
U-23日本代表、延長戦の末にカタール撃破 アジア杯4強一番乗り…8大会連続五輪出場へあと1勝
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 1時49分
-
G大阪20歳FW坂本一彩が2戦連発&決勝ゴール!! 浦和は痛恨カウンター被弾で今季初連敗
ゲキサカ / 2024年4月20日 19時22分
-
[4月5日 今日のバースデー]
ゲキサカ / 2024年4月18日 5時56分
-
“雑草”青森山田が自信に繋がる1勝!プレミアEAST開幕戦で市立船橋に2-0勝利!
ゲキサカ / 2024年4月6日 23時59分
-
びわこ成蹊スポーツ大入部予定選手に近江MF浅井、帝京大可児MF吉兼主将、MF大井、MF久島、FW有末ら
ゲキサカ / 2024年4月5日 19時44分
ランキング
-
1大谷翔平は「クレイジーだ」 異次元数値連発も…ド軍4番が称賛する“真摯な取り組み“
Full-Count / 2024年4月26日 9時15分
-
2《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 7時15分
-
3開催国カタール、敗戦後に「紳士の振る舞い」 地元サポが勝利の日本へ拍手で称賛「いい国だ」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 1時57分
-
4ド軍指揮官 次戦の敵地Bジェイズ戦で大谷は「歓待を受けるべき」FA騒動も「彼が何かしたわけでない」
スポニチアネックス / 2024年4月26日 5時22分
-
5松坂大輔氏、横浜高校時代“最もキツかった練習”を告白「2度とやりたくない」
Sirabee / 2024年4月26日 10時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください