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「アタッカーなので…」、後期通算4G1A!!明治大MF土居柊太が反撃の狼煙となるゴール

ゲキサカ / 2016年10月16日 12時11分

1-1の同点弾を決めた明治大のMF土居柊太

[10.15 第90回関東大学リーグ第18節 明治大2-1慶應義塾大 江戸陸]

 反撃の狼煙となるゴールを決めたのは明治大のMF土居柊太(3年=浜松開誠館高)だった。得点への意欲を高めるアタッカーがゴールネットを揺らし、劣勢のチームを救った。

 勝利すれば無条件で優勝の決まる今節。立ち上がり堅さの見えた明治大は前半15分にセットプレーから失点。1点を追う展開となる。そんな流れで迎えた前半28分に土居が仕事を果たした。

 左サイドからDF河面旺成(4年=作陽高)が入れたクロスをニアサイドのFW岩田拓也(4年=FC東京U-18)が頭で逸らし、ファーサイドで待ち構えていたフリーの土居が左足で隙間を突くシュートを決めた。

「クロスが入るときにファーサイドは空きますし、前の試合でもああいう形で決めていて、やっぱり中に入ることが大事だった。そのなかでニアで岩田選手が上手くつぶれてくれて、フリーな状態を作れていたので。あとはトラップをして冷静に決めることができたのでよかったなと思います」

 冷静な一撃が流れを変えた。1-1と振り出しに戻した明治大は前半終了間際の45分に逆転に成功。2-1で試合を終え、6年ぶり4度目の戴冠を遂げた。試合後、栗田大輔監督は「土居に関しては、夏場も含めて得点のところを意識させてきていますし、そこに結果がついてきているので、良くなってきているという印象がありますね」と評価を語る。

 前期リーグ戦の11試合では1得点5アシストと、自らの得点よりも演出するシーンの方が多かった。アシストという形でチームに貢献していたが「やっぱりアタッカーなので、(自分の)得点も欲しかったです」と言うように、1得点には物足りなさもあったという。

 だからこそ「夏のトレーニングなどからPAに入る回数だったりとか、シュートを打つ回数とかを増やすなど、こだわっていました。それが後期になってつかめたというか、得点が増えたのはよかったなと思います」。

 夏場の練習を通じて得点への意識を強めると、それが結果につながった。後期リーグはこれで4得点1アシスト。今季通算で5得点6アシストとすると、関東1部リーグのアシストランキングでは2位につけ、チーム内得点ランクではFW丹羽詩温(4年=大阪桐蔭高)に次ぐ2番目の数字を誇る。

 優勝はしたが、明治大のアタッカー陣は豊富な戦力が控えている。少しでも緩みが見えれば、簡単に先発落ちとなる熾烈なチーム内争いがそこにはある。「チームの代表としてピッチに立たせてもらっているので、勝たないといけないという部分で自分が結果を残して試合に勝つというのは意識しています」。結果に強くこだわりを持ちはじめたアタッカーが、明治大の11連勝、リーグ制覇を支えていた。
(取材・文 片岡涼)●第90回関東大学1部L特集

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