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「NIKE LETHAL FINISHER」でハッキリした現在地…京都橘FW梅津が日本屈指のフィニッシャー柿谷曜一朗から見えた“将来像”

ゲキサカ / 2017年3月15日 12時0分

柿谷曜一朗から直接指導を受ける京都橘高のFW梅津凌岳

 プロの凄みを見せつけられた――。日本の得点力不足を解消するために“フィニッシャーをつくりあげる”ことを目的に、『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業の一環としてNIKEが開催している『LETHAL FINISHER MASTERCLASS』。FW梅津凌岳(京都橘高)の第3回では、風間八宏監督(名古屋グランパス)をゲスト講師に迎えた第2回でも痛感した「動き出しとトラップの質」の課題に再び向き合うこととなった。

 3月20日に開催する『NIKE ACADEMY TOKYO』(@レッズランド)に先駆けて開催されている『LETHAL FINISHER MASTERCLASS』の第3回目は、梅津とFW宇津元伸弥(鵬翔高)とで別々に開催。3月8日に行われた梅津の回では、日本屈指のフィニッシャーであり、スイスでのプレー経験もあるセレッソ大阪のFW柿谷曜一朗をゲスト講師に迎え、京都橘のチームメイトと一緒に、柿谷の持ち味であるオフ・ザ・ボールでの動きや体の使い方、ボールコントロールなど“プロのレベル”を体感することになった。

 最初に行われたのは、動くスペースを制限された中で、マークされた相手を動かし、パスを受けてシュートを決めるトレーニング。梅津は、第2回でも学んだように必要以上に走り回らず、相手を少し動かしてボールを受けようとしたが、なかなかパサーとのタイミングが合わず、思い通りにフィニッシュまで持ち込むことができない。それでも、柿谷から「あまり動きすぎず、ボールの出し手が足を振る瞬間くらいに動け」とアドバイスを受け、考えながら味方のパスを引き出そうとしていた。

 次のトレーニングでは、味方のダイレクトプレーにタイミングを合わせ、守備ラインを突破してフィニッシュ。シュートの精度はもちろん、ゴール前での連続性や守備ラインのマークを惑わす動き、そこからトップスピードでDFのギャップを突くことが求められた。梅津が「まだ感覚がつかめていない」と頭を悩ませている動き出しに、柿谷はDFを惑わせる走りからパスが出る瞬間にキュッとスピードを上げて守備ラインを抜け出し、柔らかいトラップから冷静にシュートコースを選択。何気ないプレーの中でプロとしての質の高さを見せつけた。

 柿谷が考える動き出しとは、「一番大事なのはタイミングかな」と語る。「ボールが動き出すイメージじゃなくて、動き出してボールをもらった後のイメージを先にしておくこと。動き出しが大事じゃなくて、動き出したあとのゴールをイメージしていないと意味がない」と持論を展開。「試合前や今日みたいな練習で『俺はこういう動きをする』と伝えておくことを俺はいつもやっている。誰が出場しても自分の動きでパスが出てくるというのが大事だし、それが仲間だと思います。パスがズレたり、狙っていたのに動き出さなかったら、味方に文句は言わないといけない。こういう練習からお互いに共有していってほしい」。トレーニングは楽しくやることが大事。でも、試合の中で使えることを考えておかないと意味がないと説明した。

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