[adidas Cup福岡]「全然通用しなかった」昨年度の選手権。雪辱誓うルーテルの180cmレフティーCB徳永
ゲキサカ / 2017年8月19日 20時5分
[8.18 adidas Cup2017福岡準決勝 ルーテル学院高 1-2 東海大福岡高 グローバルアリーナ]
ルーテル学院高の180cmレフティー、DF徳永敦優(2年)は1年生だった昨年度の選手権に左SBとして出場。尚志高との1回戦で先発フル出場したが、失点に絡んでしまうなど、チームは2-4で敗れてしまった。「全然通用しなかったというのが正直な感想で、今年リベンジしたいです」と徳永。CBを務める今年は、守備の中心選手として選手権でのリベンジを狙っている。
1年夏まではボランチとして出場していた徳永だが、国体選抜でも務めていた左SBへコンバートされて昨年度の選手権出場に貢献。精度の高い左足を駆使して左SBでもポテンシャルの高さを示していた徳永は、CBへのチャレンジにも「成長できている」と前向きに取り組んでいる。
8月16日から18日まで行われたadidas cup準決勝でも体を相手の前にねじ込んでボールを奪い、高さを活かしたヘディングを見せるなど存在感ある守りを見せていたが、1点のリードを守りきれずに逆転負け「自分は今日も失点してしまったんですけど、1対1や競り合いで負けている。そこを向上していかないと選手権勝てないと思います」と課題を改善することを誓っていた。
昨年の右SBから今年CBを務めているDF江崎巧朗主将(3年)の存在は大きい。「信頼している。助けてくれて、とてもやりやすいです。球際、ヘディングも強いし、得点力もあるんで学ぶところが多い」というDFの隣で成長し、より攻略困難なDFになる意気込みだ。
徳永は昨年度の選手権では守備に課題を残し、得意の左足を活かした攻撃面でもチャンスを作れなかったという思いがある。昨年に比べて声も出てくるようになるなど、自覚が増している注目DF。何もできなかった冬から少しでも成長を遂げて今年、選手権全国大会でリベンジする。
(取材・文 吉田太郎)
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