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安藤瑞季が3戦連発!! “マンマーク作戦”の長崎総附、シュート15本の青森山田を完封で下す

ゲキサカ / 2018年1月4日 8時26分

初の8強入りを果たした長崎総合科学大附高

[1.3 全国高校選手権3回戦 青森山田高0-1長崎総合科学大附高 フクアリ]

 第96回全国高校サッカー選手権は3日、3回戦8試合を行った。フクダ電子アリーナ(千葉)の第2試合では、長崎総合科学大附高(長崎)が前年度覇者の青森山田高を1-0で下し、初の8強進出を果たした。5日に行われる準々決勝では、流通経済大柏高と浦和駒場スタジアムで対戦する。

 青森山田はFW中村駿太(3年)とMF郷家友太(3年)、長崎総附はFW安藤瑞季(3年)と、すでにJクラブへの加入が内定している攻撃陣が対峙したこの一戦。序盤はロングボールが飛び交い、互いに決定機をつくれないなか、試合を動かしたのは長崎のエースの個人技だった。

 前半25分、DF田中純平(3年)の縦パスをハーフライン付近で受けた安藤は、完璧なトラップでボールを収めて前方にターン。相手マークを引きずりながらゴール正面にドリブルし、PA外で力強く右足を振り抜くと、低く押さえたシュートはゴール右隅に突き刺さった。小嶺忠敏監督も「よく点を取ってくれた」と満足そうに称えた一発で、初戦からの連続ゴールを3試合とした。

 エースの得点で先制に成功した長崎総附は、この試合で相手エースを封じる策も展開する。立ち上がりから郷家、中村という強力なアタッカーに対し、それぞれDF嶋中春児(3年)、DF諸石一砂(3年)がマンマーク。これに苦しんだ青森山田は、良い形でボールを回すことができない時間帯が続いた。

 それでも青森山田は、セットプレーを起点にチャンスをつくった。前半32分、郷家がロングスローでゴールを脅かすと、同34分にはCKのこぼれ球を郷家がシュート。これは惜しくも右ポストに阻まれたが、同38分には最終ライン裏に流れたボールにMF田中凌汰(3年)がスライディングで詰め、シュートはゴールポストをかすめた。

 1点リードでハーフタイムを迎えた長崎総附だが、後半6分、頭を悩ませるアクシデントが起こる。空中戦を競り合った安藤がファウルを犯し、主審はイエローカードを提示。2回戦の高川学園高(山口)戦に続いて今大会2枚目の警告となり、もし勝ち上がっても準々決勝は出場停止となることが決まった。

 その後もペースを握ったのは青森山田。後半8分、相手を押し込んだ状態でMF檀崎竜孔(2年)が左サイドを突破し、グラウンダーで素早いクロスを送ると、ファーサイドでMF浦川流樺(3年)が飛び込む。ところが、伸ばした足にボールを当てることはできたが、シュートは惜しくも右へ外れた。

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