[新人戦]ピッチ内外で甘さのあった正智深谷。自分たちで考え、改善し、埼玉タイトル奪還へ
ゲキサカ / 2018年2月13日 23時59分
[2.12 埼玉県新人大会準々決勝 正智深谷高 0-2 浦和東高 西武台第2G]
正智深谷高にとっては次のステップを踏むための大事な一年となる。15年度の選手権に2度目の出場を果たし、16年度には初の全国8強。だが、昨年は新人戦で準優勝し、関東大会予選2位で関東大会に出場したものの、県内無冠に終わった。
そして、新チーム最初の公式戦である新人大会も県8強で敗退。多くの時間でボールを握りながらも、組織的な守りを見せる浦和東高を強引に攻めては跳ね返され、後半立ち上がりの連続失点で苦杯を喫してしまった。
12年度以降、毎年県内タイトルを獲得してきた“強い”正智深谷の姿を見て入学してきた現1、2年生たちにはまだ甘さがあったのかもしれない。小島時和監督は「“正智にいれば勝てる”と思っているところがある」と厳しく指摘。そして「正智を勝たせようと思っていた子」と評する先輩たちのような、「負けたくない」という姿勢や真の強さが出て来ることを期待した。
この日は相手の堅い守りをこじ開けることができず、逆に守備の隙を突かれて連続失点。失点後に慌ててスペースを見て、崩していくこともできなかった。準々決勝を前にピッチ外の部分で甘さが出てしまうなど、課題に気付かされる敗戦、大会に。選手たちは自分たちの考える力、逆境で発揮する力を日常から身につける必要性を感じていた。
昨年からの唯一のレギュラーで新チームの主将を務めるFW佐藤亘輝(2年)は「普段怒られないようなところで怒られてしまって流れ、雰囲気があまり良くなかった。『普段から集中してやっていけ』という言葉を頂いた」と説明。守備の判断の遅さなども指摘していた。
結果は出なかったものの、ドリブル鋭い佐藤や快足アタッカーのFWオナイウ情滋(2年)、FW田中泰斗(2年)とポテンシャルを秘めたアタッカー陣を擁し、小島監督が唯一合格点を与えていたCB山田裕翔(1年)やMF波多野晟愛(1年)といった下級生の実力者たちもいる。
彼らが「チームのために今持っている力をどう出すのか」(小島監督)という部分を理解し、内容・結果に結びつけいくこと。勝ち続けることも難しいが、一度失ったタイトルをまた奪還することによって埼玉県北部の雄はまた一つチームの地力を高められる。「点を決めるというのが一番。苦しい時にチームを救えるような選手になりたい」という佐藤ら各選手が努力を続け、絶対に負けない意志と強さを持つチームに変わってまた全国へ勝ち上がる。
(取材・文 吉田太郎)
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