[MOM2447]日体大柏MF伊関新(2年)_流経&市船の“2強”倒し宣言!! “クラッキ”に憧れる名シューター
ゲキサカ / 2018年3月17日 21時37分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.17 イギョラ杯 日体大柏高 2-0 FC東京U-18 小平]
「まぐれじゃないです(笑)」――。日体大柏高MF伊関新(2年)はFC東京U-18戦の前半7分、目の覚めるような弾丸ミドルシュートで決勝点を奪った。「細かいステップで相手のテンポを外した良いシュート」と目を細めた指揮官が続けて投げかけたジョークに、さらりと笑顔で答えていた。
敵陣でのボール奪取を起点に、一気に飛び出した背番号7は、左に進路を取りながらもゴールに意識を向けていた。「ドリブルをしていてパスの選択肢もあったんですけど、シュートコースが見えたので打ちました」。相手DFの間隙を突いた一撃は、真っ直ぐにネットへ突き刺さった。
この日は自身の出来だけでなく、チームのクオリティーにも手応えを得た。下級生主体とはいえ、昨季の2冠王者から奪った2得点はいずれも得意とするカウンター。「前からプレスをかけるサッカーが好き。ポジショニングがうまくいけば、相手がどんなサッカーをしているか分からないうちに突けるんです」と胸を張った。
もっとも、理想のスタイルは別のところにもあるという。「ロナウジーニョが大好き。エトーとかデコがいた時のバルセロナが好きで、幼稚園の頃から見てました」と2000年生まれらしからぬ趣味。華麗な足技で一時代を築いた“クラッキ”とはプレースタイルが少々異なるが、魅力として挙げた「シュートに面白みがある」という要素はこの日の一撃にも垣間見えた。
昨季は高校選手権千葉県予選で流通経済大柏高にPK負けし、悔しい思いが残っている。「ベンチから見ていたんですが、気持ちが入っていた。それでも負けたので残念だった」。今季の目標は流経大柏、市立船橋高の2強倒し。「自分たちが倒さなきゃいけないと思っています」と力強く宣言した。
(取材・文 竹内達也)
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