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ハリル電撃解任、田嶋会長会見要旨

ゲキサカ / 2018年4月9日 23時25分

―選手もいろいろな表現でチームに意見していたが、ネガティブなものだけでなく、ポジティブな要素もあった。
「もちろん、さまざまな意見があった。私たちはみなさん以上にその状況は把握しているつもりだ。それは予選を突破する前から、ずっと把握しながらやっていて、コミュニケーションの部分、信頼する選手がだんだん変わってきた、それが逆転してしまったのがマリ戦、ウクライナ戦だと認識している」

―溝が深まる前に協会や西野技術委員長の職務として最小限に抑えられなかったのか。
「西野技術委員長のみならず、さまざまなスタッフがこういう状況を含めて、打開しよう、新たな方法を取り入れようと、さまざまなことを議論してきたと報告を受けている。そういう努力をしてきたのも事実だし、ハリルホジッチ監督がそれを自分の方法だと言っていたのも事実。いろいろな繰り返しがあったが、残念ながらそこをしっかりと埋めるまでには至らなかった。それができなかったというのは事実として認めるが、実際にそのトライをしてきたのも間違いないことだと思っている」

―W杯まで2か月での解任はデメリットが多いと思うが、それ以上に代えなければいけない状況に追い込まれていた。
「そのとおりです。間違いありません。逆に言うと、このタイミングだからこそ西野監督になった。もし、もっと前なら西野監督ではないこともあったかもしれない。この時期で、残り2か月しかないということを考えると、この時期だからこそ、この決断をした。それくらいの状況になっていたと私は認識した」

―ベルギー遠征前、あるいはE-1選手権前など、もう少し早くジャッジできることもあったのでは。
「監督を代えることのリスクもあるし、代えないリスクもある。そういうのを常に比べながら、私たちは議論してきた。監督を代えれば、必ず良くなるという魔法があるなら、私たちはその方法を取るかもしれない。我々はそのリスクを考えながら、さまざまな観点から考えて議論してきた。そのたび、そのたびにです。予選をしているときから、ハリルホジッチ監督をサポートすることに変わりはない、これからもやるぞということを常に考えてやってきた。最後の最後のところでそこが変わってしまったということ。タイミングとしては遅いんじゃないかということはあるが、最後までハリルホジッチ監督のチームをまたグッと固まるものにしたいということで3月も努力したが、残念ながらそれができなかった、実現できなかったということ」

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