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ハリル電撃解任、田嶋会長会見要旨

ゲキサカ / 2018年4月9日 23時25分

―ベルギー遠征後に西野氏は現体制を続けていくと明言していたが。
「メディアのみなさんに嘘をつくということではないが、私たちはどの監督であったとしても、常にさまざまなことが起こることを想定し、さまざまなことを考えた上で議論している。契約解除に至るまでは、W杯予選を突破したあと、その前、さまざまな状況で我々は議論してきた。もちろん西野技術委員長、スタッフ、岡田副会長とも議論しながら、私たちはこのチームが最善の方向に行くことをサポートしてきた。そういう中でマリ戦、ウクライナ戦というベルギー遠征はW杯にとって重要な遠征だった。ハリルジャパンが立ち直る、良い方向に行くきっかけにしたいということで、西野技術委員長は最後までハリルジャパンをサポートするために、何をすべきかということで努力していた。ただ最終的にコミュニケーションや信頼関係の部分がベルギー遠征後に出てきてしまった。それが最終的なきっかけになったのは事実。そして西野監督は先週、日本サッカー協会の理事、技術委員長、そしてJリーグの理事も辞任した。そして私が技術委員長であった西野氏を監督として選んだ。どのようなスタッフにするかは、監督に一任している」

―直接ハリルホジッチ監督に解任を伝えた際の反応は。
「4月7日、フランス時間の18時にパリのホテルで直接会った。今まで彼とは多くのミーティングをしてきた。さまざまな報道にすごく敏感な人で、そのたびに私とは話をしてきた。私は彼にずいぶんと前に言ったが、『メディアからあなたに解任やそういう情報を伝えるつもりは一切ない』『言うなら私から直接言う』と、そのときに申し上げた。実際に法務関係の方とちゃんと話した上でフランスに向かったわけだが、『紙一枚でも構わないんだ』と言われたが、彼が本当に必死に日本代表を強くしようとし、そしてW杯出場権を獲得したという実績を考慮して、私は礼を尽くして直接言うことを選んだ。

 直接言ったときの状況は、やはりビックリしているのが私の印象。まさか、このことを言われるとはと、多少動揺したし、怒りもあった。それは事実。『どうして何だ』と理由を含めて聞かれたのも事実。ただ、あれがあった、これがあった、何があったと羅列するつもりはなかった。事実として、契約を解除すると伝えた。もちろん選手とのコミュニケーションやそういうものが足りないと伝えたが、実際には総合的ないくつかのことがあるのが事実で、辞めていただく方に、その人を傷つけるというより、私たちはそこでしっかりと線を引いたことを伝えるのが大事だと思い、今のようなことを伝えた。彼としては『満足ではない。何でこの時期に』と話していたが、私としてはそれをしっかりと彼に伝え、少しでも日本が勝てるようにしたいという気持ちから、決断に至ったことは伝えた」

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