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日本代表西野朗新監督の就任会見要旨

ゲキサカ / 2018年4月12日 22時19分

―チームを一つにするためにどんなアプローチをするか。
「決して現状がバラバラとか、崩壊しているとは思っていない。しっかり戦えていると思う。成果として個々のパフォーマンスを最大限に発揮できていない部分は感じるが、選手は代表のために最大限、自分のパフォーマンスを出すプレーは3月の遠征でもやっていた。そういう意味での伝え方。間違いなく融合していかないといけないし、コンビネーション、グループ、チームの中で機能していくことが大事だと思う」

―ハリルホジッチ監督はグループリーグで対戦する3チームを分析していたと思うが、分析の結果は引き継がれているのか。
「(ハリルホジッチ)監督自身、本大会に向けて3チームのスカウティング、分析を強く求めていた。その蓄積はあるし、間違いなくベースになる。ここから1か月の動向に対するスカウティングもさらに強くやっていかないといけない。急激に変わることも予想されるので、テクニカルスタッフの分析力は強く要求していきたい。細かいところまで分析をかけると、パワー的にも負担がかかるので、そういうスタッフのメンバー編成も考えていく必要があると考えている」

―指導者としてのブランクがあったが、自分に求められていることは。ハリルホジッチ監督はガーナ戦のあとに23人を発表する考えを示していたが、どの段階でチームを決めるか。
「自分を整えるというところでは確かに2年間、サポートの形でチームを見てきた。感覚的には同じ戦いをしてきたが、そういう部分はさらに研ぎ澄ませていかないといけないと思う。ゲームに対する感覚、チームに対する感覚はまた違うと思うので、そういう意味では戻さないといけないなところは多分にあると思う。それはこれからつくっていきたい。スケジュールに関しては5月14日までにラージ(予備登録35人)を決めないといけない。(5月下旬の)キャンプに入るメンバーもその直前に決めなければいけない。5月30日のガーナ戦が終わったあと、23人プラスアルファをどう考えていったらいいのか。そのあたりのスケジュールは正確にはここでお伝えできないが、ガーナ戦が終わってからになっていくと思う」

―攻撃的なサッカーをチャレンジするのか、守備的なサッカーで勝ちに行くのか。
「ゲームというのはいろんな状況があるし、オフェンシブに戦える時間もあれば、総合的なチーム力によってディフェンシブな戦い方を強いられる時間帯もある、そういう中で勝機を常に求めていく。ゲームの流れをコントロールできない中でも、勝負に対してここというところの全体的な意識を共有する。こういうことがあればこういうチームに対しても十分戦える、勝機があると。それはスタートメンバーだけでなく、戦術の変更やメンバーのスイッチも含めて考えていきたい。当然、攻撃的な志向を求めて、得点を生んでいくゲーム展開にしたいと思うが、それだけではない。スカウティングでウイークポイントがどこにあるか、ストロングがどこにあるのかというのを踏まえて全体の意識を統一する。できればオフェンシブな戦い方を求めていきたいし、選手にもそういうスピリットでゲームに入ってもらいたいとは思っている。どんな相手に対しても勝機がどこかにあるという意識の統一感、ゲーム運び。FIFAランキングがそのまま当てはまらないのがこの世界だと思う。対戦国に“日本はやりにくい”“いろんなことを仕掛けてくる”と思わせる部分が増えてくれば、そういう確率も上がってくると思う」

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