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「似ている」2冠世代超え目指す青森山田が青森19連覇。台頭中の新戦力も加えて進化

ゲキサカ / 2018年6月5日 7時20分

青森19連覇を達成した青森山田高イレブン

[6.4 総体青森県予選決勝 青森山田高 6-0 八戸学院野辺地西高 青森市スポーツ公園多目的G]

 目標は2年前の2冠世代超えだ。4日、平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(インターハイ、三重)青森県予選決勝が行われ、青森山田高が6-0で八戸学院野辺地西高に快勝。19年連続22回目の全国大会出場を決めた。

 八戸高との準決勝を23-0という圧巻のスコアで勝利するなど、“絶対王者”青森山田は4試合を66得点無失点で決勝進出。決勝では黒田剛監督から「最低でも前半で3得点」というノルマを与えられていた。

 八戸学院野辺地西とは昨秋の県新人戦決勝で3-0のスコアだったが、青森山田はそこから日常で積み上げてきた差を示す。立ち上がりは八戸学院野辺地西が上手く試合に入り、CB舘睦人主将(3年)中心に各選手が激しく相手に身体を当て、差し込まれる前にボールを奪う。そして、縦に速い攻撃。10分には左サイドを抜け出したFW土井敬(3年)の折り返しからMF沼倉幸哉(3年)が左足で入れたクロスがゴール前を横切った。

 だが、落ち着いて対応した青森山田はファーストチャンスで得点を奪う。12分、10番エースMF檀崎竜孔主将(3年)の左CKを192cmCB三國ケネディエブス(3年)が頭でそらす。ファーサイドでボールを受けた右SB橋本峻弥(3年)が右足を振り抜くと、混戦を抜けたボールがそのままゴールへ突き刺さった。

 八戸学院野辺地西は16分に沼倉のスルーパスで土井が抜け出すが、判断良く飛び出したGK飯田雅浩(3年)がストップ。青森山田はJ注目の大型CB三國が空中戦で圧倒的な強さを示すなど、その後は相手をゴールに近づけない。

 そして、MF天笠泰輝(3年)とMF武眞大(3年)のテンポ良い配球から攻める青森山田は28分、MFバスケス・バイロン(3年)のスルーパスで右サイドをFW留盛聖大(3年)が抜け出す。最後は中央への折り返しを檀崎が1タッチでゴール。さらに31分には、右サイドで強引にインターセプトしたバスケスのスルーパスで留盛が抜け出し、そのまま右足でゴールを決めた。

 清水ジュニアユース出身の留盛は、青森山田高セカンドが参戦中のプリンスリーグ東北で7得点を挙げてAチームの先発チャンスを得たFWだ。黒田監督が「Bでずっと出ていた。足下で収まるし、点が取れる」と説明するFWは指揮官の「FWは点を取らないと」という期待に見事に応え、インターハイ予選でゴール量産。チームに上積みをもたらす戦力になっている。

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