「普通に凄い」兄は今夏インハイ日本一。帝京の1年生MF宮崎海冬も個を伸ばし、全国での活躍目指す
ゲキサカ / 2018年9月15日 0時12分
復権を期す帝京高(東京)の1年生ボランチ、MF宮崎海冬(FC多摩ジュニアユース出身)は今年の「Rookie League」で高い評価を得ていた選手だ。「パスをズラさないことと、守備を厳しく行くことを意識してやっています」というMFは中盤で存在感あるプレーを続け、Aチームにも昇格。最終節の前日に手首を骨折し、優秀選手入りすることはできなかったものの、日比威監督や松澤朋幸コーチは期待感を口にしていた。
怪我の影響で復帰は先になるが、この夏は刺激になることがあった。山梨学院高(山梨)3年の兄・FW宮崎純真がインターハイで優勝。山梨学院のエースストライカーを務める兄は、全国準々決勝で2ゴールを決め、決勝では後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めた。さらに延長前半に縦への仕掛けから決勝点となる相手オウンゴールを誘うビッグプレー。大会の“主役”と言えるような活躍だった。
兄の活躍については「お兄ちゃんですけれども、普通に凄いなと思います。1年生から出て普通に凄いなと思っていたんですけれども、まさか日本一になるとは」と驚く。これまでも比較されることが多く、それについては嬉しく感じなかったというが、兄弟の仲は良好。普段から試合前日などには「明日頑張って」というやり取りをして励まし合っている。
イニエスタに憧れていたという弟は「自分、身体能力が低くて、繋ぐサッカーがしたかった。帝京の練習を見に来た時に繋いで、繋いでというサッカーをしていたので、こういうサッカーがしたいなと思った」という理由で兄と異なる進路へ。パスの精度や終盤の運動量といった課題の克服、さらなる成長を目指している。
「この1年間は少しでも選手権に絡めるようにしたいですし、3年間の目標は自分たちの代でも1個上の代でもそうですけれども、日本一に近づけるようにやっていきたいです」と宮崎。兄の活躍もあって注目されながらの3年間になりそうだが、「『純真の弟』ではなくて一人の選手として見られるようになりたい」と力を込めた。「帝京の宮崎」と認められるように個を伸ばし、自分も全国で活躍する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
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