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[NB CHAMPIONSHIP U-16]好勝負で東福岡が示した「強さ」。東海大相模に4発快勝!

ゲキサカ / 2018年9月18日 5時18分

後半16分、東福岡高はCB中原龍矢が右足シュートを決めて2-0

[9.15 NB CHAMPIONSHIP GL第2節 東海大相模高 0-4 東福岡高 時之栖うさぎ島G]

 全国の強豪31校の1年生たちが優勝を争う「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」が15日に静岡県の時之栖スポーツセンターで開幕。グループリーグAブロック第2節の東海大相模高(神奈川)対東福岡高(福岡)戦は4-0で東福岡が勝った。東福岡はAブロック2位以内と決勝トーナメント進出を決定。東海大相模は2連敗で下位リーグ戦に回ることになった。

 強豪同士が濡れたピッチで精度と判断力、激しさの部分をぶつけ合った好勝負は東福岡が快勝した。前線で良く起点となっていたFW中平大介やMF上田瑞季を中心としたスピーディーなパス交換からハイサイドを狙う東福岡に対し、東海大相模は前線でセンスある動きを見せるFW藤尾真羽人やMF大山蓮、MF中島宏基が絡みながら連動した攻撃。中盤を突破してラストパスまで持ち込もうとしていた。

 試合は前半13分、東福岡が先制する。右サイド深い位置へ飛び出したSB小松原心太が、味方の失ったボールを諦めずにスライディングタックルで奪い返す。そして、すぐさま中央へ折り返すと、MF渡邊将矢が右足でゴール左隅へ突き刺した。

 激しい攻防戦の中で東海大相模もゴールチャンスを作る。24分、中島と藤尾の2人で中央突破して左サイドへ展開し、中央へのリターンからFW増田鈴太郎がスルーパス。これにMF野田大空が飛び込み、こぼれ球を増田がフリーで狙うがシュートは枠上に外れてしまう。

 東海大相模は27分にも中島の右足ミドルが枠を捉えたが、東福岡GK原勇輝が1ハンドでストップ。その東福岡は185cmCB野口明が「(雨で)ボールが滑るので、後ろからポジションを取ったり、味方にミスが起こるかもしれないでカバーしたりしていました」と説明したように、スリッピーなグラウンドコンディションを考えながら、リスクを冒さずに守り続ける。その上で相手の縦パスのコースをしっかりと消し、複数の選手で挟み込む守備が利いていた東福岡は、カウンターやDFラインの背後を突く攻撃で決定機を迎える。

 後半16分、東福岡は相手CKのカウンターからMF遠藤貴成のパスでFW日高駿佑が左中間を抜け出すと、フォローしていたCB中原龍矢が右足ダイレクトミドルをゴール右隅に突き刺して2-0とした。

 攻めに出る東海大相模だが、パスミスでチャンスの数を増やすことができない。その背後をしたたかに突く東福岡は28分にもFW青木俊輔とのコンビで右サイドを抜け出したSB森川英智がグラウンダークロス。ゴール前に詰めていた上田が決めて3点目。29分にも左クロスを日高が合わせて4-0で快勝した。

 東福岡の指揮を執る平岡道浩コーチは今大会、選手たちに「リーダーシップと強さ。メンタル的な強さと身体的な強さ」と求めていくという。昨日の午後3時30分に福岡を出発し、フェリーとバスで20時間以上かけて静岡へ到着。選手たちはタフな戦いを乗り越える覚悟、そして九州の高体連で唯一プレミアリーグを戦うチームのプライドも持っている。

 野口は「トップチームも強いし、全国常連なのでこういうところで負けたらいけない。今日のような試合で無失点に抑えて大量得点が獲れれば絶対に負けないと思う。(目標は)もちろん、優勝を狙っています」と力を込めた。強豪ぞろいの大会で自分たちの精神的、身体的な強さを磨き、タイトルを勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

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