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選手権予選の前哨戦!藤枝東に逆転勝ちでプリンスL15戦不敗の静岡学園「選手権でプレミア倒す」

ゲキサカ / 2018年10月13日 20時2分

 静岡学園はさらに後半5分、敵陣中央でボールを持った神田が塩浜とのワンツーから右足を振り抜いて2-1。この試合前までプリンスリーグ東海14試合で57得点と量産している攻撃力で藤枝東の守りをこじ開け、逆転に成功した。

 藤枝東も同点のチャンスを作る。13分、中盤中央で前に出る強さを見せていた坂本を起点に、MF山本竜輝(3年)のスルーパスで井上が抜け出す。井上はGKをかわしながら左足を振り抜いたが、シュートは外側のサイドネット。決定機を活かすことができなかった。

 藤枝東は連係で崩す狙いを感じさせる攻撃を見せるも、慌てたパスや消極的なプレーもあって、チャンスの数を増やすことができない。一方の静岡学園は後半、守備が改善され、個でボールを奪うことのできるMF清水綾馬主将(3年)とMF田中廉(3年)のボランチコンビでマイボールにする回数が増加。また、25分に技術と運動量を兼ね備えたMF浅倉廉(2年)がトップ下に投入されると、さらに攻守のバランスが増した印象だった。

 藤枝東も終盤に意地を見せ、FKなどでゴール前のシーンを作り出したが、高さのある静岡学園DFを破ることができなかった。2-1で勝利した静岡学園の川口修監督は「選手権へ向けて守備を改善しないと。意識付けをやらないといけない」とコメント。攻撃に特長を持つ選手が多い静岡学園だが、ボールを奪い、支配して攻撃の時間を増やさなければ“静学らしさ”を発揮することはできない。また、伝統的に選手権予選では守りを固め、カウンターを狙う相手に苦戦していることもあり、守備意識をより上げて隙を消す考えだ。

 インターハイ予選はまさかの準々決勝敗退。川口監督が「選手権でプレミアを倒す」と掲げるように、選手権では全国大会に出場して高校年代最高峰のカテゴリー、プレミアリーグに所属する強豪校を内容でも、結果でも上回って勝ち上がることが目標だ。プレミアリーグ勢と練習試合で対戦してもできていることは多いというが、清水は「まだまだヌルいところがあったりする。勝てるように練習から高めていきたい」。そのテクニックとアイディアによって全国で観衆を沸かせるために、意識高く日々に取り組んでプレミア勢と戦える舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
●2018高円宮杯プリンスリーグ特集

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