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前回準優勝校と静岡代表との好勝負!堅守発揮の桐光学園がPK戦で清水桜が丘を振り切る!

ゲキサカ / 2019年7月27日 22時47分

好勝負は桐光学園高が制した。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.27 総体2回戦 清水桜が丘高 0-0(PK7-8)桐光学園高 金武町フ]
 
 桐光学園がPK戦を制し、初戦突破! 令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」男子サッカー競技(沖縄)は27日、2回戦を行った。前回大会準優勝の桐光学園高(神奈川1)と清水桜が丘高(静岡)との一戦は0-0で突入したPK戦の末、8-7で桐光学園が勝利。桐光学園は28日の3回戦で丸岡高(福井)と戦う。

 U-20日本代表FW西川潤主将(3年、C大阪内定)擁するシード校・桐光学園と1回戦でプレミアリーグ勢の東福岡高(福岡)を撃破した清水桜が丘との注目カード。前半、ボールを握ったのは桐光学園だった。丁寧に下からパスを繋ぎ、大型CB奈良坂巧(2年)の縦パスやオープンスペースへのフィードが攻撃のスイッチに。注目の西川は、DFと駆け引きしながら、1タッチパスでボールをサイドへはたいていた。

 丁寧にボールを動かしていた桐光学園だが、失点しないことを重視したため、全体的に重心の重い前半に。チャンスの数は、奪ったボールをゴールへ向かう形で動かす清水桜が丘の方が多かった。

 MF古長谷千博(3年)やMF野牧稜平(3年)らがスピードのある攻撃の中で技術を発揮する清水桜が丘は、8分に古長谷のパスから動き出し巧みなFW松永颯太主将(3年)が抜け出しかけると、9分にも右のスペースを突いた松永のクロスに古長谷が決定的な形で飛び込み、こぼれ球をFW黒田瞬矢(3年)が狙う。その後もシュート数を増やして迎えた前半アディショナルタイムには、敵陣PA近くで相手CBからインターセプトするなど、清水桜が丘ペースと言えるような前半だった。

 それでも、桐光学園は鈴木勝大監督が「(クーリングブレイクなどで試合の止まるインターハイは)先制点を取られると厳しい。しっかりと守備からやろう」と助言したように、まずは失点ゼロで試合を進めることを徹底。2年生ながらリーダーシップを発揮してチームを鼓舞し続けていた奈良坂や、CB安久レオナルド高貴(3年)が最後の局面で身体を投げ出してゴールを守る。

 また、登録のFWではなく、左SBとして起用された佐々木ムライヨセフ(3年)が対人守備や攻撃面で存在感。0-0で折り返した桐光学園は、後半開始から大型FW庄司朗(2年)を投入して攻撃に変化を加える。鈴木監督が「少しランニングを入れるようにできた」と振り返ったように、西川がスペースへ流れてボールに絡むシーンが増加。バイタルエリアでのコンビネーションから西川やMF神田洸樹(3年)が決定的なシュートを打ち込んだ。だが、清水桜が丘は後半9分にGK藤原元輝(3年)が1対1をストップするなど譲らない。

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