「独自のスタイル構築」「成長を促すマネジメント」「前々監督、前監督を知る」、FC東京・小原GMが語る松橋監督招へいの理由
ゲキサカ / 2025年1月10日 22時47分
FC東京は10日に味の素スタジアムで新体制発表会見を行った。小原光城ゼネラルマネージャー(GM)は2024シーズンの総括、そして松橋力蔵新監督の招へい理由について語った。
24シーズンのJ1リーグを7位で終えたFC東京。小原GMは「悔しいし、もっと上に行けたというのが正直なところ」と本音を語った。「一言で言うとチームのパフォーマンスが不安定だったところに尽きる。攻守にわたる戦術の積み上げ不足が大きな要因。攻撃のチャンス構築率の停滞、守備での失点の多さ、代表的なところで言うと、プレッシングの整理がもう少しできた」と振り返った。
一方で、日の丸を背負った選手の輩出には胸を張る。「A代表に長友(佑都)選手、五輪代表(候補)に木村(誠二)も含めて5名を送り込めた。U-21以下の出場率はリーグでトップクラス。若手も成長させながら行けたシーズンだと思っている」と強調した。
最後に、得点数の増加と、さらなる向上にも目を向けた。「ここ数年で言うと、1試合平均1.4点と増加傾向にある。とはいえ、もっと贈位を狙うためには2点近くに上げていくことをやっていかなければいけないという2024シーズンだった」。そうまとめる小原GMは来シーズンへの展望を口にした。
「まずは『+1Goal(ワンモアゴール)』。より多く得点を奪って勝利していく。そのために相手陣内でのプレー時間、プレー回数、ボール保持率を上げて、アタッキングサード、PAに数多く進入していく。そしてより多く得点チャンスを創出する。プレッシング、守備に関しても積極的な守備、相手陣内で守備をしていくところをより多く作っていく。それが失点の低下につながり、攻守において主導権を握り続けるフットボールを実現していくというところがフィロソフィーにある」
「そのなかで2025シーズンは攻守における戦術の徹底と明確化、独自の攻撃的なフットボールスタイルを築き上げて勝利を手にし、上位争いに食い込んでいくシーズンにしていきたい」
スタイルの転換を続けていくなかで、現状の課題解決ができ、さらに所属選手の良さを引き出す指揮官として、FC東京は松橋監督を招へい。小原GMは日本人だけでなく外国人複数名の候補ともミーティングを行い、最終的に松橋監督にオファーを出したことを明かした。
FC東京が松橋監督に決めた理由は3つ。小原GMは「独自のスタイル構築」「成長を促すマネジメント」「アルベル前々監督、ピーター・クラモフスキー前監督を知る」といった要素を挙げる。
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