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新生フリーテルの「REI 2 Dual」はデュアルカメラ搭載!

&GP / 2018年2月11日 8時0分

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新生フリーテルの「REI 2 Dual」はデュアルカメラ搭載!

新生フリーテルが、SIMフリースマートフォンの新モデル「REI 2 Dual」と「Priori 5」を発表しました。デュアルカメラを搭載するミドルレンジモデル「REI 2 Dual」は3万6800円(税別)で2月16日発売、エントリークラスモデルの「Priori 5」は1万6800円(税別)で2月23日に発売されます。

“新生” というのは、「FREETEL(フリーテル)」ブランドを運営する会社が変わったからです。昨年、FREETELブランドで格安スマホ事業を展開していたプラスワン・マーケティングが経営破綻したことはニュースでも大きく取り上げられました。同社はMVNO(格安SIM)と端末の両方手がけていましたが、MVNO事業は楽天が買収し、今年1月から「楽天モバイル」に統合されています。端末事業はMAYA SYSTEMという会社に譲渡され、FREETELブランドでの端末の製造・販売が引き継がれることになりました。

2月9日に発表された「REI 2 Dual」と「Priori 5」は、MAYA SYSTEMが運営する新生フリーテルとして初の製品ですが、どちらもプラスワン・マーケティング時代に企画・開発されたモデルです。されど、従来のフリーテルのスマホとは異なり、「初めて開発から設計までを自社で行った」とのこと。従来モデルは「Made by Japan」と謳って、日本品質をアピールしていましたが、実質的にはODM(Original Design Manufacturing)による製品が多かったようです。新モデルは、大手メーカーが採用するクアルコム製のチップセットを搭載し、カメラの細かいチューニングもこだわるなど、性能面での進化も期待できそうです。

◼︎デュアルカメラ&美デザインの「REI 2 Dual」

5.5インチのフルHDディスプレイを搭載する「REI 2 Dual」の最大のセールスポイントは1300万画素のデュアルカメラ。カラーとモノクロのセンサーの組み合わせで撮影画質の向上を図り、デジタル一眼カメラのような自然な背景ぼかしも行えます。フロントカメラも1600万画素で、盛りすぎない自然な美肌補正が行われる「ナチュナル美顔モード」を備えています。

▲ダブルレンズとRGB(カラー)とモノクロの2つのセンサーを搭載

▲ディスプレイ解像度は1080×1920ドットで視認性も上々

▲カラバリはブルー、ホワイト、ブラックの3色。背面パネルに3Dガラスを用いた美しいデザインも魅力

CPUはSnapdragon 625(2.0GHz×8コア)で、RAMは4GB。nano SIMを2枚装着でき、国内3キャリアと海外の主要な周波数帯に対応。DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応しています。3300mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちもよさそうです。

▲ミドルクラスモデルながら、最新の通信規格に対応

▲子ども向けの「安全キッズモード」や、初心者・シニア向けの「らくらくモード」も用意

 

◼︎7色のカバーで着せ替えられる「Priori 5」

「Priori 5」は、お手頃価格とシンプルな仕様で人気の「Priori」シリーズの最新モデル。5.0インチのHDディスプレイを搭載し、CPUはSnapdragon 210(1.1GHz×4コア)、RAMは2GBというエントリークラスのスマホです。

▲横幅は約70mm。比較的コンパクトで片手でも操作しやすそう

▲お手頃価格ながら、背面パネルの質感もそこそこ良い

最大の特長は7枚の背面カバーが同梱されていること。購入時に好きな色を決めることはなく、買ってから、その日の気分に合わせてカバーを着せ替えることができます。背面カバーを外せるだけでなく、電池パック(2300mAh)も取り外せます。フリーテルの取扱店やオンラインストアで交換用の電池パックも販売されるので、長く使い続けたい人にも安心です。

▲汚れたり、キズがついたりしても、カバーを取り替えられるから心配無用

カメラは背面が800万画素、前面が500万画素と控えめなスペック。誰でも簡単に撮影できる3つのシンプル撮影モードを備えています。また、エントリークラスでは珍しくDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しているので、ビジネス用とプライベート用、国内用と海外用など、2枚のSIMを使い分けたい人にもオススメです。

▲カメラは使いやすさに特化して設計

▲1万円台ながら、DSDSや高音質化規格「aptX」にも対応

 

◼︎近い将来、世界でそのまま使えるスマホも登場するかも!?

MAYA SYSTEMは、従来から「jetfi(ジェットファイ)」というモバイルWi-Fiルーターも販売しています。eSIM(通信機器に組み込まれるSIMで、通信事業者の情報を書き換えられる)を用いたルーターで、SIMを差し替えることなく世界100か国以上で、高速通信が利用できることが利点。

▲世界100か国以上でそのまま使えるWi-Fiルーター「jetfi」

5350mAhの大容量バッテリーは、スマホへの給電も可能。1日180円(税別)でIP電話がかけ放題になるオプションサービスも提供されています。つまり、これ1台あれば、世界中のほぼどこに行ってもインターネットにつながるわけです。3月からは、有料オプションとして、複数言語に対応する翻訳サービスの提供も用意しているそうです。

▲050発信の「jet-phone」を試してみたところ、携帯電話と同等の音質だった

eSIMは、MAYA SYSTEMが注力している事業のひとつで、近い将来、FREETELブランドのスマホをeSIMに対応させることも視野に入れているそうです。海外に行ってもSIMを入れ替えたりする必要がない、本当の意味で “SIMフリー” なスマホの登場に期待しましょう!

▲MAYA SYSTEM 代表取締役の吉田利一氏。もともとはNTT出身で、eSIM事業を推進するために同社に参加したとのこと

▲REI 2 Dual、Priori 5ともに、ビックカメラとヨドバシカメラで予約受付中

 

>> フリーテル

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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