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「日本一にならないと。東福岡ですから」平岡監督キッパリ “赤い壁”が史上4校目「無失点V」へ気合…11日準決勝

スポーツ報知 / 2025年1月11日 5時40分

練習する東福岡・大坪(右)ら選手たち

 第103回全国高校サッカー選手権は11日、東京・国立競技場で決勝(13日)進出を懸けて準決勝が行われる。第1試合(12時5分開始)は、9大会ぶり4度目の優勝を目指す東福岡と、7大会ぶり2度目の制覇を狙う前橋育英(群馬)の名門対決。今大会無失点の東福岡は1976年の首都圏開催以降、史上4校目となる「無失点V」の偉業を見据え、都内で最終調整を行った。第2試合(14時20分開始)は、初出場の東海大相模(神奈川)と17大会ぶり2度目の頂点に挑む流通経大柏(千葉)が激突する。

 右よし、左よし、中央もよし。東福岡の守備陣は、前橋育英の攻撃を想定し、あらゆる角度から放り込まれたクロスを冷静にはね返し続けた。充実の最終調整を終えたDF大坪聖央(せな、3年)は「後ろ(の選手)は無失点だけを考えている」と気を引き締めた。

 福岡大会での全3戦無失点勝利に加え、今大会は4試合連続完封で準決勝にコマを進めた。積み重ねた無失点時間は7戦合計560分。77年度の帝京(東京)、86年度の東海大一(静岡)、99年度の市船橋(千葉)の3校しか成し遂げていない「無失点V」の偉業も射程に入る。大坪は「4校目になりたい。ここまで来たら最後までゼロで勝ち続ける」と意気込む。

 その一方で得点は4試合でわずか3点。準々決勝・静岡学園戦(0△0、PK5〇4)ではシュート1本に終わり、守備的な戦法は一部から批判を浴びた。歴代優勝校(6試合以上)の最少得点記録である20年度の山梨学院(8点)を下回るペースだが、周囲が何と言おうと、現チームの“一丁目一番地”である守備の徹底が、日本一への近道になる信念は揺るがない。平岡監督は「日本一にならないと。東福岡ですから」とキッパリ。「赤い壁」が目指すのは4度目の頂点だけだ。(岡島 智哉)

 ◆過去の無失点優勝校 首都圏開催となった1976年度大会以降、無失点で優勝したチームは3校。77年度に古沼貞雄監督が率い、早稲田一男、金子久らが活躍した帝京は5試合を10得点無失点で2度目の全国制覇。86年度の東海大一は沢登正朗、アデミール・サントスらを擁し、5試合14得点無失点で初優勝。99年度の市船橋は羽田憲司、中沢聡太らの活躍で6試合15得点無失点で3度目の優勝を飾った。

 ◆歴代最少得点優勝 6試合以上を戦ったチームでは、2020年度大会優勝の山梨学院が記録した8得点が最少。山梨学院は6試合で8得点5失点だった。次点は08年度大会Vの広島皆実が記録した9得点(3失点)。

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