ソフトバンクＯＢ戦ドラフト会議 松田宣浩氏が指名重複「ルーキーの気持ちが分かりました」

秋山監督（右）率いる白鷹軍が松田氏（中央）を獲得し“指名あいさつ”で帽子をかぶせる（左は工藤氏＝球団提供）

　ソフトバンクホークス２０周年で初開催されるＯＢ戦（３月２３日、みずほペイペイ）出場選手のドラフト会議が１０日、福岡市内で行われた。この日までに発表された３１選手から、投手３人と捕手、内野手、外野手、ＤＨ各１人の計７人ずつを、白鷹軍の秋山幸二監督（６２）と、黒鷹軍の工藤公康監督（６１）が指名。内野手はゲストとして出席した松田宣浩氏（４１）が重複した。

　０５年希望枠で入団した松田氏はこの日、抽選の末に白鷹軍へ。「こういう経験は初めて。ルーキーの気持ちが分かりました」と人生で初めてくじに身を委ねた瞬間を振り返った。秋山監督は、就任直後の０８年ドラフトで２球団競合１位指名の大田泰示を外して以来のくじ引き。「何十年ぶりにしたかな。隣で原さん（巨人監督）がガッツポーズしてね」と懐かしんだ。出場選手は今後、変更や追加エントリーされる可能性もある。（田中　昌宏）