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ピンク・フロイドを創った男、シド・バレット”の素顔に迫るドキュメンタリー映画が5.17公開&予告編解禁

クランクイン! / 2024年3月8日 13時0分

映画『シド・バレット 独りぼっちの狂気』メインビジュアル

 ピンク・フロイドの創始者シド・バレットの謎に包まれた人生を紐解くドキュメンタリー映画『Have You Got It Yet?The Story of Syd Barrett and Pink Floyd(原題)』が、邦題を『シド・バレット 独りぼっちの狂気』として5月17日より公開されることが決定。予告編、メインビジュアル、場面写真が解禁された。

 英国を代表するロック・バンドのひとつ、ピンク・フロイドを創った男として初期には活動の中心でありながらも、5年あまりで表舞台から姿を消し、巨大化したピンク・フロイドのインスピレーションの源としてロック史に残る「伝説」となった男、シド・バレット。

 本作は、ときにゴシップ誌の見出しを飾るほど人々を魅了してやまないシド・バレットの「狂気」と「天才」の真相に、多数の証言と記録映像、幻想的な映像パートで迫るドキュメンタリー。

 映像には、ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスンら、ピンク・フロイドのメンバーはもちろん、実妹ローズマリー、幼少期の友だちや美術学校時代の教師や学友、ピート・タウンゼント(ザ・フー)やグレアム・コクソン(ブラー)らミュージシャン、ミック・ロックやダギー・フィールズら写真家、美術家、歴代のガールフレンドまで数十名が勢ぞろい。

 さらに、ロンドンのアンダーグラウンド・カルチャーの巣窟、UFOクラブでのライトショーや、デビュー間もないころの初々しいスチルにミュージックビデオなど、上昇気流に乗る姿をとらえた場面から、ストレスとドラッグにさいなまれ精神の均衡が崩れてバンドを去ったのちの秘話まで、これまで語られてきたシドにまつわる逸話を答え合わせすることもできる内容となっている。

 監督と聞き手をつとめたのは、シドの旧友にして、レッド・ツェッペリンやブラック・サバス、そしてピンク・フロイドのアートワークでも名を馳せたアート集団「ヒプノシス」のストーム・トーガソン。トーガソンの死後、映像作家のロディ・ボグワナが遺志を引き継ぎ、シド・バレットという神秘をときあかす決定版を完成させた。

 このたび、予告編とメインビジュアルが解禁。

 予告編は、「デヴィッド・ボウイ、マーク・ボラン、グレアム・コクソン(ブラー)、名だたるアーティストを夢中にした“ピンク・フロイドを創った男”の素顔」という言葉と、シドのアップを捉えたモノクロ映像からスタート。続いて、彼と出会った頃を回想する関係者のコメントなどが流れる。

 「彼はリハーサルで“Have You Got yet?(わかったかい?)”を聴かせてくれた。でもコーラスは『ノー、ノー』って。シドはリズムパターンを変えたりあらゆる手段を使って、私たちが『分からない』としか答えられないようにした」

 「僕は70年代末の作品でピンク・フロイドを知った。シドはすでにバンドを去り、昔からのファンだけが知る存在だった。当時はアシッド信仰があって、シドはアンダーグラウンド・カルトの聖人だった」

 「彼はサイケデリック革命が体内を駆け巡るのを感じた」「彼は完全なる神だよ。神は殺され、食べられる運命にある。その後で、生まれ変わらなければならない」。

 最後はピーター・バラカン(ブロードキャスター)が本作に寄せたコメントが映し出されて終了。シドの存在の大きさを感じさせる予告となっている。

 メインビジュアルは、シドのアップをメインにバンドのメンバーを配置した、サイケデリックな雰囲気あふれるスタイリッシュなビジュアルとなっている。

 ピーター・バラカンは、本作について「シドはイギリスのサイケデリック期を築いた張本人の一人。ピンク・フロイドを離れた後は多くの憶測の中に隠された人物でしたが、フロイドのメンバーをはじめ、関係者、友人、恋人たちが詳細を語るこの映画でようやく実像が浮かび上がってきます」と語っている。

 映画『シド・バレット 独りぼっちの狂気』は、5月17日より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。

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