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F1界の“帝王”の情熱と狂気を描く衝撃実話『フェラーリ』7.5日本公開決定 特報解禁

クランクイン! / 2024年3月12日 10時0分

映画『フェラーリ』ティザービジュアル

 アダム・ドライバーが主演を務めるマイケル・マン監督最新作『Ferrari(原題)』が、フェラーリ社創業日となる本日3月12日、邦題を『フェラーリ』として7月5日より公開されることが決定。併せて、特報、ティザービジュアルが解禁された。

 本作は、F1界の“帝王”と呼ばれた男エンツォ・フェラーリの情熱と狂気を圧倒的熱量で描く、実話に基づく伝記ドラマ。フェラーリは、元レーサーにしてカーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在にいたるまで、多くの毀誉褒貶(きよほうへん)に晒され続けている。

 映画『フェラーリ』は、1957年、当時59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描く。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていた。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活は、思いがけずラウラの知るところに。

 2人の女との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォは起死回生を賭け、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む——。

 製作・監督は、巨匠マイケル・マン。『ヒート』、『インサイダー』など数々の傑作でメガホンをとり、『フォード vs フェラーリ』では製作総指揮を務めたマン監督にとって、『フェラーリ』は構想30年に及ぶ執念の企画だ。

 主人公エンツォ・フェラーリを演じるのはアダム・ドライバー。クリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ジム・ジャームッシュ、リドリー・スコットら巨匠たちからのオファーが絶えない演技派だ。製作総指揮も担ったドライバーは、会社経営とレースには情熱と狂気をぎらつかせ、一方愛する者たちには優しさと人間味を漂わせるエンツォという人物を陰影深く演じる。彼が織りなす、2人の女性、ラウラ(ペネロペ・クルス)とリナ(シャイリーン・ウッドリー)との複雑な男女関係の機微が、ドラマの大きな見どころとなっている。

 本作で「ミッレミリア」のレース・シーンを再現するにあたり、マン監督の下に精鋭スタッフが結集。疾走するレーサーの表情から雄大に広がる景観までをダイナミックな構図で撮影したのは、『Mank/マンク』でオスカー受賞のエリック・メッサーシュミット。膨大なリサーチのもと、1957年当時の風俗、風景を今に甦らせた美術デザインは、『裏切りのサーカス』のマリア・ジャーコヴィク。そして、マン監督とは『ヒート』以来タッグを組んでいるミキサーのリー・オーロフ、アンディ・ネルソンらによる迫力と臨場感溢れる音響設計も、絶大な効果を上げている。

 フェラーリ社創業日となる本日3月12日、日本公開日が決定し、特報、ティザービジュアルが解禁。特報は、激しく過酷なレースシーンと重厚なドラマを重ねた映像と、エンツォ自ら「私の車に乗るなら、必ず勝て」と、ドライバーたちを叱咤激励する姿を収めたもの。その合間には、「壮大で濃密なドラマ」(ギレルモ・デル・トロ)、「名優たちの競演」(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)、「傑作」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)と、本作を称える巨匠監督たちのコメントも挟み込まれている。エンツォ・フェラーリの比類なき情熱と狂気。1957年夏、帝王と呼ばれた男の起死回生を賭けたレースの真相が、今明かされる。

 ティザービジュアルは、「情熱と、狂気。」というコピーと共に、ドライバー演じる主人公エンツォが、流線形のマシーンの隣を歩く姿を収めたもの。その足下には、彼の偉大な業績とは裏腹に、孤独なシルエットが浮かび上がっている。

 映画『フェラーリ』は、7月5日より全国公開。

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