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日光でとろけるように柔らかい「ゆば」をいただく

IGNITE / 2017年7月28日 19時0分

写真

ゆばは精進料理の材料として中国から伝わり、茶懐石や会席料理などにも欠かせない素材だ。

日本で最初に伝わったのは京都。京都に並んで日光のゆばも有名だ。京都のゆばは「湯葉」、日光ゆばは「湯波」と表記する。

京都湯葉は1枚仕立てなのに対し、日光湯波は膜の中央に串を入れ引き上げて製造するため2枚重ねになる。

日光周辺には湯波会席を提供する食事処や湯波を具に使用するそば処、工場見学のできる施設などもある。

食事処を併設した「日光ゆば製造直売」は今市(いまいち)から鬼怒川温泉へ向かうバイパス沿いにある。

店舗前の駐車場の右手にガラス越しに中が覗けるゆば製造工場。中には豆乳から引きあげられた湯波が広がっている。

店内に入ってすぐのショーケースにはだし巻きたまごと見間違えるようなたまご色をしたさまさまな湯波がずらりと並び、土産に購入する客も多い。

食事処は小ぢんまりとした蕎麦屋風。

メニューは麺類がメインで、ゆばそば・ゆばうどん・冷やしゆばそば・冷やしゆばうどん。

一品料理は「げんこつゆば」、「巻ゆば煮」、「さしみゆば」。

水とお茶はセルフサービス。日光連山水脈地下水を利用しているそうだ。

冷やしゆばそばをオーダーすると「ざるそば」ではなく「ぶっかけそば」風。そばの上に巻ゆば煮、揚げ平ゆば、おろし大根、山菜、刻み葱がのり、さしみゆばの小皿が付く。

巻ゆば煮はふっくらと厚みがあり、湯波にしっかりと味が染みている。

さしみゆばの小皿の端に山葵があるので少し付けていただく。さしみゆばはとろけるようにやわらかく、濃厚な大豆の風味が口に広がる。

工場見学ができるのは日光宇都宮道路の大沢インターチェンジより約5分の場所にある「日光ゆば製造株式会社」の日光工場。

ゆばづくりの見学(無料)と引き上げ体験(有料)ができる。

1週間前までに要予約。

工場の休業日は日曜と祝祭日(売店は営業)。

日光観光に出向かれた際にはできたてのさしみゆばを味わってみてはいかがだろう。

【日光ゆば まつたか】

住所:栃木県日光市芹沼1988-2

【日光ゆば製造株式会社 日光工場直売店】

住所:栃木県日光市猪倉赤堀3589-6

日光ゆば製造株式会社 サイト:http://nikkoyuba.net/

(小椚萌香)

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