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「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」は驚きの内蔵GPU性能に メモリ帯域が当初発表から“倍増”

ITmedia PC USER / 2024年9月5日 12時5分

 その意図があるのかどうかは不明だが、Intelは今回のプレゼンテーションでSnapdragon X Elite X1E-80-100を、いわば「お笑い担当」として扱っているようにも見えた。

●メモリバスは「64bit」から「128bit」に訂正

 Core Ultra 200Vプロセッサは、チップ上にLPDDR5X-8533規格のメモリモジュールを搭載している。、6月に行われた機能概要の説明では、そのインタフェースが「64bit」であるとされた。

 今回の発表会では、本件について再度記者から質問があった。するとロバート・ハロック氏(クライアントコンピューティンググループ AI/テクニカルマーケティング担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー)が、「この件について誤解(ミスコミュニケーション)があった」とした上で、実は「64bit×2(デュアルチャネル)の128bitバス接続だった」と訂正を行った。つまり、メモリバスはCore Ultra(シリーズ1)と同等ということになる。

 LPDDR5X-8533規格のメモリが128bitで接続されるということは、理論上の最大アクセス速度は毎秒約136GBとなる。Core Ultra(シリーズ1)が毎秒約120GBだったことを踏まえると、わずかだがメモリアクセスのスピードが改善される。

 ここまでの帯域があれば、それなりに高いゲーミング性能や、AI処理性能、メディア処理性能が期待できそうだ。

●GPUコアは「Xe2アーキテクチャ」に

 Core Ultra 200VプロセッサのGPUコアは、アーキテクチャが「Xe2」(開発コード名:Battlemage)に刷新された。Xeコアの数はモデルによって異なり、7基の「Intel Arc 130V GPU」と8基の「Intel Arc 140V GPU」の2種類が用意されている。

 Intel Arcシリーズ(Xe/Xe2アーキテクチャ)のGPUは、「Xeコア」と呼ばれるGPUコアが、複数基のベクトル演算エンジン「XVE(Xe Vector Engine)」を内包する構成となっている。上位モデルに搭載されるArc 140VではXeコア(SIMD16)は8基なので、XVEは計128基搭載されていることになる。

 Core Ultra 9 288Vの場合、Arc 140Vは最大2.05GHzで駆動する。当初の筆者の予想よりも随分と高いクロックで、興味深い。ここから理論性能を計算すると、以下の通りとなる。

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