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【海外発!Breaking News】アメリカン航空CA、セラピー犬に噛まれ左手を5針縫う怪我

TechinsightJapan / 2019年7月26日 6時25分

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2018年1月、ユナイテッド航空国内線にセラピーアニマルとしてクジャクを持ち込もうとした女性が同航空会社に搭乗を拒否されたのは記憶に新しい。アメリカン航空では昨年7月から、両生類、ヤギ、ハリネズミ、クモ、水鳥や牙・角・蹄のある動物、臭う動物などをセラピーアニマルとして持ち込むことを禁止しているが、セラピー犬や猫など身近な動物とのトラブルも急増中だ。このたび同航空の客室乗務員(CA)がフライト中にセラピー犬に噛まれて手を5針縫う怪我をしていたことが明らかになり、セラピーアニマルの規制の声は強まるばかりのようだ。

今月22日、米テキサス州ダラス・フォートワース国際空港発、ノースカロライナ州ピエモント・トライアド国際空港行きのアメリカン航空3506便(エンヴォイ・エアによる運航)の機内で、約3時間のフライト中に男性CAが左手をセラピー犬に噛まれる事故が発生した。

『Dallas News』によると、このCAは気分悪いと訴えた乗客の手当てをしており、座席前に備え付けられているエチケット袋を取ろうと手を伸ばしたところ、そばにいたこの乗客のセラピー犬に噛まれたようだ。CAは3506便の目的地であるピエモント・トライアド国際空港で一度医師の診察を受けたが、緊急性がないとの診断を受け、その後の便でダラス・フォートワース国際空港へと引き換えしていた。そして再び医師の診察を受けたCAは、左手を5針縫う処置を受けたという。今回CAを噛んだ犬種は公表されていないものの、小型犬ではないことは確かなようだ。

米航空会社ではセラピーアニマルによるトラブルが急増しており、AFA(米国客室乗務員協会)は米運輸省に対策の強化を求めてきた。今回の事故を受けてAFAは23日、「昨日のアメリカン航空で起きたことは許し難く到底容認することはできません。乗客、クルーの安全や健康を維持するのは当然の権利です」と声明を発表し、運輸省にセラピーアニマルの規制強化を迅速に進めるよう求めている。

なお介護犬などあらかじめ訓練を受けた動物と違って、セラピーアニマルの線引きは乗客や獣医に委ねられているのが現状である。ペットと異なりセラピーアニマルの搭乗料金が無料であることもトラブル急増の原因になっており、うつ病や心的外傷後ストレス障害などを理由にこれまでに持ち込まれた動物の中には、カモ、カンガルー、豚、ヘビ、クジャク、ニワトリ、ハムスターなどがいるようだ。

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