米シカゴの剣道場で日本産木材プロモーションをジェトロが実施（米国、日本）

ジェトロは3月27日、米国イリノイ州シカゴの剣道場「朝陽館」で、日本産木材のプロモーションと開館セレモニーを実施した。

朝陽館は、日本産のスギとヒノキを床板材に活用した剣道場で、朝陽館の所有者のジア・ウディン（Zia Uddin）氏は「米国で日本産木材を活用した初めての剣道場。今後、日本の木材の魅力とともに、日本文化を米国で広めていきたい」と話す。また、朝陽館の館長ケン・サカモト（Ken Sakamoto）氏は「これまで剣道の稽古はバスケットボールコートなどで実施してきたが、膝や腰への負担が大きかった。今回完成した剣道場で稽古すると、2日間連続で稽古しても問題ないほど、身体への負担は小さい」と話す。

日本産木材を活用した剣道場の床板（ジェトロ撮影）

開館セレモニーでは、JETプログラム（JETAA、注）シカゴ支部など現地日系コミュニティーも出席し、朝陽館についての説明に耳を傾けた。参加者らは「素晴らしい文化施設がシカゴに完成した。今後、利用に当たって相談したい」と話していた。

開館セレモニー〔左から、ジェトロ・シカゴ根本所長、在シカゴ総領事館の千明（ちぎら）領事、朝陽館ジア・ウディン氏、ケン・サカモト氏〕（ジェトロ撮影）

（注）語学指導などを行う外国青年招致事業の同窓会組織

（木村恒太）

（米国、日本）