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2024年米大統領選挙テキサス州予備選結果、上院民主党候補はオールレッド氏に(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月7日 13時15分

米国テキサス州で3月5日、2024年大統領選挙に向けた予備選挙、および同州選出の連邦議会議員などの各種予備選挙が行われた。同州の共和党の大統領予備選挙では、ドナルド・トランプ前大統領の勝利が確実となり、民主党では、ジョー・バイデン大統領の勝利が確実となった(2024年3月7日記事参照)。

開票率98%の時点で、共和党各氏の得票率はトランプ氏77.9%、ニッキー・ヘイリー元国連大使17.4%。民主党では開票率97%の時点で、バイデン大統領が84.6%(AP通信2024年3月6日)となった。

同日に行われたテキサス州連邦上院議員の予備選挙では、共和党は現職のテッド・クルーズ連邦上院議員、民主党はコリン・オールレッド連邦下院議員がそれぞれ勝利確実となった。得票率は、クルーズ氏88.3%(開票率99%時点)、オールレッド氏59.3%(開票率95%時点)。民主党の上院議員候補で有力とみられていた、現職のテキサス州議会上院議員であるローランド・グティエレス氏は、16.8%にとどまった。11月の本選ではオールレッド氏がクルーズ氏に挑む(「テキサス・トリビューン」2024年3月6日)。

大統領選に向けて現在テキサス州で最も注目されている政策課題は、米・メキシコ間の国境管理だ。2月29日には、バイデン大統領はテキサス州ブラウンズビル、トランプ氏は同州イーグルパスをそれぞれ視察に訪れた。各訪問先では、バイデン大統領は2024年2月4日に発表した国境措置強化法案の速やかな可決の重要さをあらためて強調し、トランプ氏はバイデン政権下の移民対策の不十分さを繰り返し訴えるなどして、両者とも国境警備政策を重視する姿勢を見せた(「テキサス・トリビューン」2月29日)。

テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は同日、トランプ氏をイーグルパスで迎え入れ、リオ・グランデ河川敷にあるシェルビー・パーク視察に同行した。アボット知事は、「われわれは国境を守ろうとする大統領を必要としている」として、トランプ氏の大統領再選を支持している(2023年11月22日記事参照)。バイデン政権発足の2021年1月以降、不法移民検挙数が増加の一途をたどる中、テキサス州は「オペレーション・ローンスター」と称する州独自の国境保全対策を行っている(2024年2月27日記事参照)。

ジェトロの特集ページ「2024年米国大統領選挙に向けての動き」では、大統領選挙に関する最新動向を随時紹介している。

(キリアン知佳)

(米国)

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