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米大統領選挙予備選、激戦州アリゾナでバイデン大統領とトランプ前大統領がそれぞれ勝利(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月27日 0時25分

米国大統領選挙に向けた予備選挙が3月19日にアリゾナ州で行われ、共和党ではドナルド・トランプ前大統領が勝利し、民主党ではジョー・バイデン大統領が勝利した。AP通信によると、共和党予備選の開票率97%の時点で、トランプ氏が78.7%の得票率を得ており、民主党の予備選挙の開票率97%の時点で、バイデン氏が89.4%の得票率を得ている。なお、3月12日にジョージア州などで行われた予備選挙の結果を受けて、トランプ氏とバイデン氏がそれぞれ党の候補者指名を既に確実にしている(2024年3月14日記事参照)。

アリゾナ州では、これまでの大統領選の本選挙で民主党候補が勝利したのは1948年のハリー・トルーマン元大統領および1996年のビル・クリントン元大統領の2人のみだったが、前回2020年の大統領選挙においては、得票率0.3ポイントという僅差でバイデン氏がトランプ氏を上回った。

アリゾナ州が激戦州の1つとされる中で、バイデン氏は予備選挙当日の3月19日に同州を訪問している。

エマーソン大学が3月20日に公表したアリゾナ州での世論調査結果(注)によると、2024年の大統領選本選挙において、48%がトランプ氏、44%がバイデン氏を支持し、8%が未定との結果だった。未定と回答した者に対してどちらの候補に傾くかについては、52%がトランプ氏、48%がバイデン氏という結果になった。さらに無党派層のうち、45%がトランプ氏、41%がバイデン氏を支持し、14%が未定と回答している。

また、同調査によると、アリゾナ州の有権者にとって最重要課題は移民問題(32%)で、経済(22%)、住宅価格(11%)、教育(8%)、医療(7%)、妊娠中絶問題(6%)と続く。

ジェトロの特集ページ「2024年米国大統領選挙に向けての動き」では、大統領選挙に関する最新動向を随時紹介している。

(注)アリゾナ州の登録有権者1,000人対象に、3月12~15日に実施。

(堀永卓弘)

(米国)

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