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「不倫がはかどる」岡山県“同窓会に補助金”少子化対策が物議、県が答えた本当の狙い

週刊女性PRIME / 2024年3月1日 8時0分

山海の幸に恵まれた岡山市。地震が少ないことでも知られている

「子どもを増やすっていうときに、私、“同窓会”ってすごくいいと思うんです」

 同窓会で久々に会ったあの人と盛り上がり、その後付き合い、そして結婚─夫婦のなれそめに、わりとよくある話である。しかし、それを“目的”とするような施策が物議を醸している。冒頭は岡山県の伊原木隆太知事の発言。

「15日、伊原木知事は来年度当初予算案について“少子化対策”に特に力を入れると宣言。一般会計の総額、約7506億円のうち約199億円を出会いや出産・子育てを支援するための少子化対策に充てるとしました」(地元紙記者、以下同)

 少子化は日本だけでなく、世界的な問題といえる。国の支援だけでなく、各地方自治体がその対策を考えるということは、大変に意義があることだろう。

「“お持ち帰り”されればいいってこと?」

 しかし、それに賛否の声が上がっている理由は……。

若者が結婚や子育てなどを考えるきっかけになるよう、“同窓会”の開催経費を補助する市町村に、『補助金』を出すということなのです。年齢制限を設けて、現段階では30代程度までをターゲットとして支援していく予定だそうです」

 子どもを産む前には、多くの場合、“結婚”がある。しかし、そこに至るまでには「出会いがない」という人は少なくなく、そのためマッチングアプリなどネットでの出会いも珍しくない現代。確かに同窓会というリアルの出会い、ほぼ同数の異性が集うのは、格好の出会いの場かもしれない。当然ながらそこにいるのは同い年ばかりとなる。しかし、SNSでは否定的な意見も目立った。

《同窓会支援が少子化解消に効果的なロジックはなんなんだ…?》

《え!? 同窓会セックスさせようとしてる!?》

《同窓会で「お持ち帰り」されればいいってこと??》

(『X』より。以下《》は同)

「不倫がはかどる」

 一方で、やるべきと評価する声も。

《え? って思ったけど、自治体が婚活パーティーを主催したり支援するのも珍しくないし、人口減少対策の一環として地元に魅力を感じてもらうための施策と考えるとアリかもしれない、と思った》

《同窓会補助に非難多いようだが、俺はこういうのこそ地方はちゃんとやった方がいいと思うんだよね。県主催なら市町村をまたいだ参加もできる》

 ただ、結婚→出産ではなく、よくない出会いの心配も……。

《不倫がはかどる》

《同窓会不倫の方が流行っちゃったりして~》

 確かに不倫モノのドラマにおいて「同窓会で再会してしまって……」の展開は、鉄板ネタだ。

 少子化対策のために同窓会に補助金を出すロジックは? 岡山県にその理由を問い合わせた。

「同窓会は、旧友の近況を知ることで、自分の人生、ライフデザインを考えるきっかけとなる機会でもあり、そのことが、結婚や子育てへの関心の喚起のほか、故郷への思い、Uターンなどにもつながっていくことを期待して、開催を支援することとしたものです。

 なお、事業の枠組みとしては、市町村が同窓会開催経費を補助する場合に、それに要する市町村の経費の一部に対して県が支援するものであり、現時点では、中学・高校卒業後15年程度までの同窓会を対象とすることを想定しているところです」(岡山県子ども未来課)

 結果が見えるのは数年後。岡山県は“同窓会(きっかけ)ベビー”が増えているのだろうか。

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