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『だれかtoなかい』ほか代役オファーを固辞した、浜田雅功の「代わりはおらん」松本リスペクト

週刊女性PRIME / 2024年3月11日 21時0分

ダウンタウン・松本人志と浜田雅功(1992年)

 ダウンタウンの松本人志が活動を休止して、2か月が過ぎた。

「飲み会で女性に性的ハラスメントをしていた疑惑が、昨年末に『週刊文春』で報じられました。その後も『文春』による同様の報道が続き、松本さんはその裁判に注力するため、1月8日に活動休止を発表。3月28日に第1回の口頭弁論を控えており、その内容に注目が集まっています」(スポーツ紙記者、以下同)

 多くのレギュラー番組を抱えていた松本。テレビ局は4月に番組改編が行われるが、松本の出演していた番組はすべて継続される。

「各テレビ局は改編説明会や定例会見などで松本さんについてコメントしています。『クレイジージャーニー』や『水曜日のダウンタウン』を放送しているTBSは、代役は立てない方針。『ダウンタウンDX』などを松本さん不在で継続している日本テレビは、成り行きを注視するとのこと。テレビ朝日は、松本さんが出演する番組は制作しておらず、影響は受けていないそうです」

 一方、もっとも大きな影響を受けたテレビ局の一つがフジテレビだ。

「『まつもtoなかい』や『人志松本の酒のツマミになる話』など、冠レギュラーもありました。現在、『まつもtoなかい』は『だれかtoなかい』にリニューアルして、嵐の二宮和也さんが暫定的に代役MCを担当しています。『酒のツマミ』では、当面の間、千鳥の大悟さんが松本さんの席に座ることになりました」

急ピッチで進む「松本の代役探し」

 フジテレビはほかにも、大喜利王を決める特番『IPPONグランプリ』のチェアマンや、漫才コンテスト『THE SECOND~漫才トーナメント~』のアンバサダーといったポジションでも松本を起用していた。

「2月放送の『IPPONグランプリ』では、松本さんの代わりにバカリズムさんがチェアマンに。ファイナルが5月に迫る『THE SECOND』では“番組についてコメントしてくれる方”をキャスティング予定だそうです」

 急ピッチで進められる松本の代役探し。『だれかtoなかい』の二宮や『酒のツマミ』の大悟は暫定的で、今後については発表されていない。

 そんな中、2月20日発売の週刊女性は、『だれかtoなかい』の代役を浜田雅功が務める可能性が浮上していると報じた。

 どうやら“浜田代役案”が持ち上がったのはそれだけではなかったようで、

「『だれかtoなかい』に加えて、『酒のツマミ』と『THE SECOND』でも、松本さんの代役として浜田さんにオファーをかけたと聞いています」(テレビ局関係者)

 これについて、フジテレビに問い合わせると、

「番組制作の詳細についてはお答えしておりません」

 とのことだった。

松本の代役を任せられるのは浜田

 これらの番組で、浜田に白羽の矢が立ったのはなぜか。

「『だれかtoなかい』は、松本さんにとっても中居正広さんにとっても大切な番組。そんな場所を守り続けられる信頼のおける数少ない1人として、浜田さんの名前が挙がったんだとか。『酒のツマミ』は、2021年3月まで放送されていた前番組の『ダウンタウンなう』のコーナーの一つでした。その流れがあるので、浜田さんにオファーをしたのでしょう」(制作会社関係者、以下同)

 それでは、『THE SECOND』は?

「結成16年以上の漫才師による賞レースなので、どれだけ実力があっても、芸歴の浅い人にアンバサダーは頼めません。さらに、浜田さんは『キングオブコント』のMCも務めています。こうした経験から、自身のコメントで観客による審査に影響を及ぼさないバランス感覚にも優れていると判断されたのではないでしょうか」

 どの番組も、浜田が松本の代役を務めるとなれば、大きな話題となりそうだ。

 しかし、実現には至らず、

「浜田さんは、3番組での松本さんの代役オファーを固辞したそうです」(前出・テレビ局関係者)

 窮地の相方に手を差し伸べないとは、コンビの関係は冷えきっているのだろうか。

「あの人の代わりはいない」

「いやいや、むしろ逆ですよ。浜田さんは松本さんを見捨てたのではなく、愛があるからこそ断ったのです」(放送作家、以下同)

 いったい、どういうことか。

「浜田さんは今回の騒動後に、自身のラジオ番組で“あの人の代わりはいない”と口にしていました。まさにその言葉どおり、松本さんの笑いの才能を誰よりも尊敬しており、唯一無二の存在だと思っている。なので“松本人志という笑いのカリスマの代役は、自分には務まらない”と思ったのでしょう」

 小学校で出会って以来、半世紀ほど共に過ごしてきたふたり。2022年にはコンビ結成40周年を迎えたが、浜田は松本へのリスペクトを貫いてきたのだろう。

 では、誰なら松本の代役が務まると考えられるのか。メディア研究家の衣輪晋一さんに聞いた。

「基本的に“松本さんの代わり”という存在は、現日本において存在しないと思います。このことは、浜田さんがいちばんよくわかっているでしょう。その中で、視聴者として見たいという視点で考えると、“夢のタッグ”か“アンチがつきづらい安心感のある人”になるのではないかという気がします」

 具体名を挙げるとしたら?

審査員には“リトル4”の盟友か

「『だれかtoなかい』は、夢の共演としてSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のメンバーの出演が考えられるのではないでしょうか。例えば、井ノ原快彦さんなどが出演したら面白いですよね。現在は二宮さんが出演していますが、嵐と中居さんはすごく相性がよいので、櫻井翔さんなども期待したいです。

『酒のツマミ』は、現在出演している大悟さんがうまくハマっていると思います。ほかに考えられるとしたら、お酒のイメージもあって好感度の高い博多華丸・大吉さんや、ロケで培ったトーク力で誰とでも絡める大泉洋さんなどでしょうか」(衣輪さん、以下同)

 開催が差し迫る『THE SECOND』は……。

「立川志らくさんや、上沼恵美子さんなどの『M-1』審査員の“卒業組”は可能性があると思います。また、ウッチャンナンチャンもコントのイメージが強いですが、南原清隆さんは過去に『M-1』の審査員をしていましたし、適任なのではないでしょうか」

 こんな話も……。

「『だれかtoなかい』は、『笑っていいとも!』の『テレフォンショッキング』のような“紹介制”になるという話もあります」(前出・テレビ局関係者)

 難航する代役探し。誰がその座に就くのか─。

衣輪晋一(きぬわ・しんいち)メディア研究家。書籍『見てしまった人の怖い話』『さすがといわせる東京選抜グルメ2014』、バラエティーやドラマ企画アドバイザーなど幅広く活動中

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