新型「3人乗りスポーツクーペ」世界初公開！ 「美しすぎ」デザインに軽量ボディ＋リア駆動の斬新マシンが英で登場へ 新型モデルの反響は？

軽量スポーツカーブランドのケータハムが2023年7月13日から4日間開催された「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」で、新型コンセプトカー「プロジェクトV」を発表しました。このクルマについてSNSでは多くのユーザーがコメントを投稿しています。

■新型スポーツクーペの公開に「魅力的」「セクシー」の声も

　英国の小型スポーツカーブランドであるケータハムは2023年7月13日、イングランド南部・ウェストサセックスで開催されたモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、新型クーペコンセプトカー「プロジェクトV」を世界初公開しました。
　
　このプロジェクトVについて、SNSなどでは多くのユーザーが関心を持っているようで、さまざまなコメントが投稿されています。

　ケータハムは1973年の創業以来、「セブン」に代表される小型軽量の2シータースポーツカーを生産しています。

　2009年からは日本国内の正規輸入代理店を務めるVTホールディングスが同社を所有し、傘下となりました。

　設立50周年を迎える今年は、バッテリーEVスポーツカー「EVセブン」の発表に加え、新たにプロジェクトVを初公開。

　新型プロジェクトVは開発段階よりEVとして設計され、デザインはアンソニー・ジャナレリ氏、製作はイタリアの老舗デザインスタジオ イタルデザインが担当しました。

　ボディサイズは全長4255mm×全幅1893mm×全高1226mm、ホイールベースは2581mmとケータハムらしく全長は抑えたコンパクトなモデルとなりました。

　エクステリアは大きく盛り上がった前後フェンダーや大開口のロアグリル、楕円形のテールが目を引きますが、特にロアグリル中央の形状や前後フェンダーは、セブンシリーズにも通ずるもので、ケータハムファミリーに属すことを示しています。

　インテリアはシートを前席2人・後席1人に配置する3人乗りとし、シンプルながらもスエード調素材を用い、インパネ・シートにダブルステッチを施したほか、メインメーターやインフォテインメントシステム上部の3連メーターなどには液晶パネルを採用。

　パワートレインはリアアクスルに搭載されたシングルモーターに、55kWhの大容量リチウムイオン電池を組み合わせる後輪駆動で、最大出力は272馬力。0-62mph（約100km／h）加速は4.5秒未満、最高速度（推定）は143mph（約230km／h）を誇ります。

　なお、航続可能距離は249マイル（約400km・WLTPモード）を確保しています。

　シャシーにはカーボンファイバーとアルミニウムの複合素材を用いたことで、重量のあるバッテリーやモーターを含めても、車両重量（目標値・DIN）は1190kg未満に抑えているといいます。

　価格は8万ポンド（約1452万）以下を目指すとしており、2025年後半から2026年前半にかけて発売される予定です。

　このプロジェクトVについてSNSなどでは多くのコメントが寄せられています。

「日本車の吊り目なデザインじゃなく、こういうのが欲しい」「結構カッコイイ」「めっちゃカッコいい！！！」「サイドラインが美しい…」「セクシーなクルマだなぁ」など、主にデザインを評価するコメントが多く見られました。

　また、「流石ケータハムっていうシート配置だ」「小型スポーツEVで2シート＋1。面白いパッケージ」「むしろリアシート乗りやすいのでは」など、3人乗りというユニークなシートレイアウトに驚く声も。

　さらに、「これは魅力的！電気でも重くないのが良い！」「これでサーキット全開で走れるなら楽しそう」「めっちゃ期待」「イギリスのライトウェイトスポーツカーの伝統を絶やす事無く死守する姿勢には好感が持てます」など、徹底した軽量化を図ったことによる走行性に対する期待や、ケータハムがこれまで継続してスポーツモデルを作りつづけていることに関して敬意を払うユーザーもいるようです。

※　※　※

　新型プロジェクトVの日本導入や詳細情報などはまだ明らかにされていませんが、投入予定が近づくにつれて発表されると見られ、老舗小型スポーツカーブランドによる新型EVスポーツカーの登場に期待がかかっています。