【漫画】付き合い始めた彼がそっけない…ついに「もうやめないか」と言われ? 結末に「不器用!」【作者インタビュー】
マグミクス / 2024年3月4日 11時10分
■高校生カップルのぎこちない恋にニヤける!
好きだった剛田くんに告白して付き合い始めた上根さん。しかし彼とぎこちなくなってしまいました。一緒に帰ろうとしても「部活があるから」と断られ、一緒に歩くのも避けられているように見えます。やっぱり付き合うの嫌だったのかな? と思い悩んでいると、剛田くんに「こういうのもうやめないか?」と言われてしまい……。
若林稔弥さん(@sankakujougi)による創作マンガ『徒然チルドレン』より「遠くから君を見てる」がX(旧:Twitter)で公開されました。本作は学園ラブコメ4コママンガ集『徒然チルドレン』からの一編です。高校生の不器用な恋が描かれた作品に、読者から「かわいい話」「良かった」「何だよ幸せかよ」「青春だなあ」「男の不器用さをよく表してる」「直接言わないと気持ちは伝わらないね」などの声があがり、投稿には1.3万リツイート、12万いいねの反響が集まっています。
作者の若林稔弥さんに、お話を聞きました。
ーー『徒然チルドレン』より「遠くから君を見てる」のお話はどのように生まれたのでしょうか?
自分の中学生の頃の恋愛を思い出しながら描きました。当時好きだった子に自分から告白して付き合ったにもかかわらず、付き合ってからどう接していいか分からなくなってしまって、気まずくなったことがあるんですね。
付き合う前は毎日楽しく話して仲も良かったのに、彼女になった瞬間、恥ずかしさと気まずさで、ウソみたいにぎこちなくなったんです。それでも毎日一緒に帰っていたのですが、何も話せなくて、いつも無言で歩いていました。あの当時のぎこちなさを、もうちょっと綺麗な形で昇華したいなと思って描いたのが『徒然チルドレン』より「遠くから君を見てる」です。
描いている当時は意識していませんでしたが、『徒然チルドレン』で描いた各エピソードには、僕自身の「あの時こうしてれば……」「あの時こうだったら……」という後悔や願望を元に作られているものが数多くあります。そのため、このマンガは、ほとんど青春のやり直しみたいなものですね。
ーーふたりがすれ違っていく様子がリアルに表現されていると感じました。ふたりのやり取りを描くうえで力を入れたポイントや心がけたことなどはありますか?
剛田くんって、表情があまり顔に出ないので、何を考えているか分かりづらい子だと思うんですよね。一方上根さんは、相手に気を遣ってしまう子なので、剛田くんみたいな子に対しては余計に気を遣ってしまって、不安になってしまうと思うんです。
この、本来相性が悪いふたりのやり取りのなかで、絶望的な雰囲気の描写はなるべくリアルさを意識しました。逆に、少しずつ希望が見えてくる流れでは、上根さんの表情を誇張して描くことで、安心感を出すように意識しました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
皆さんの感想をざっとながめていると、今回初めてこの話を読んでくれた方が多い印象でした。このマンガを描いたのは2014年2月なので、当時の感覚、当時の技量で描いたものが、いまでもたくさんの人に楽しんでもらえたのはうれしいです。
単行本『徒然チルドレン』全12巻が発売中(講談社)
ーー『徒然チルドレン』より「遠くから君を見てる」も収録された単行本『徒然チルドレン』全12巻が発売中です。収録内容や見どころなどについてご紹介いただけますか?
恋愛マンガは付き合うまでの物語が定番ですが、剛田くんと上根さんの物語は付き合ってからの話になります。こんなすれ違いばかりでうまくいきそうにないふたりが、どうやって付き合っていくのか……当時僕自身も悩みながら描いていました。答えはぜひ単行本でご確認下さい。
ーー若林稔弥さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
もともといろんな出版社へ持ち込みをしていたのですが、スクウェア・エニックスさんの「月刊少年ガンガン」に投稿していた4コママンガが連載のきっかけとなって、それからずっと4コママンガを描いています。
4コマ作家になりたいと思っていたわけではありませんし、どこかで普通のコマ割りマンガだけに切り替えようと思っていたのですが、結局いまも描き続けていますね。ただ僕のマンガ表現の基礎は、すべて4コママンガを通して培われたものなので、きっとこれからも描いていくんじゃないでしょうか。
ーー今後の創作活動について教えて下さい。
現在『幸せカナコの殺し屋生活』と『ぱちん娘。』というマンガを連載しておりまして、しばらくはそれを描き上げることに頑張ります。
たまに『徒然チルドレン』の続きを求められることがありますが、このマンガは当時の感覚で描き上げたものなので、いまの感覚で続きを描いたら蛇足になりそうで怖いです(笑)。でもそのうち、別のシリーズで恋愛マンガを描くと思うので、楽しみにしていただけたらと思います。
(マグミクス編集部)
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