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『ドラクエ』リメイク要素に賛否両論 「ベホマなくなっても倒せない」「仲間モンスター廃止!?」

マグミクス / 2024年3月15日 22時5分

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■ラスボスが「ベホマ」を使わなくなっても、ラクにはならず?

「ドラゴンクエスト」シリーズはこれまで長い歴史とともに、高い人気と地位を作り上げてきた作品です。各ナンバリング作は9作目以外のすべてがリメイク済みで、その都度「改変要素」はファンの間で大きな物議を醸しています。

 ファミコン世代おなじみの改変要素といえば、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(以下、ドラクエ2)のリメイクで行われた、破壊神「シドー」の「ベホマ」修正です。シドーは『ドラクエ2』のラスボスで、ほかのナンバリングのラスボスの猛攻に劣らない忌々しさを持つ敵です。

 ファミコン版のシドーは「破壊神」でありながら回復呪文を得意とし、対象のHPを最大まで回復させるベホマを自身に使います。ギリギリまで追い詰めても定期的にベホマで完全復活してくるシドーに、当時のプレイヤーは振り回される羽目となりました。

 後年に発売された各種リメイク版では、さすがにラスボスといえどあまりに強すぎるため、ベホマは削除されています。これでひと安心かと思いきや、今度はHPが1750に引き上げられ、「これはこれで倒せない」と頭を抱えるプレイヤーが続出しました。この1750という数値は、ファミコン版のHP250の7倍の数値となっています。

 リメイク版のシステム改変では、初期ハードでの難易度が高すぎた要素が改善されたパターンもあります。『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』(以下、ドラクエ7)の「ふしぎな石版あつめ」は、その代表例です。

『ドラクエ7』といえば歴代作のなかでもトップレベルの「時間泥棒」といわれる作品で、初期ハードのPlayStation版では、数十個以上存在する「石版」をノーヒントで集めなければなりませんでした。ストーリー進行に必要な石版をすべて回収するのは、「ドラクエ」シリーズ屈指の苦行でした。各種リメイク版では石版の位置を特定できる「石版レーダー」と「石板案内人」が追加され、遥かに楽に収集できるようになりました。

■ファンが復活を望む、失われた人気システム

ニンテンドーDS版『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(スクウェア・エニックス)

 一方リメイク版では、人気だったシステムがなくなるパターンもあります。『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(以下、ドラクエ6)の「仲間モンスターシステム」は、リメイクで実質的な廃止となり、多くのファンに衝撃を与えました。

「仲間モンスターシステム」は文字通り、モンスターを仲間にしてプレイアブルキャラとしてパーティに参加させることが可能でした。初登場の『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が高評価の理由としてこのシステムが挙げられることも多く、続編の『ドラクエ6』でも、対象となるモンスター数が縮小される形で導入されていました。

 しかし2010年発売の3DS版以降の『ドラクエ6』では、戦闘で倒したモンスターを仲間に勧誘するシステムが廃止されています。仲間にできるモンスターは、一定の村や町にいる8種のスライム系に限定されてしまいました。

 仲間モンスターシステムの実装及びリメイクでの廃止に関しては、今でも多くのファンの間で話題にあがります。廃止を惜しみ、復活を望む声のほかにも、「『6』は人間キャラが強すぎてモンスターは使わない」「ゲームバランス的には廃止が正解だった」と考察する声もありました。

 ナンバリングで唯一リメイクされていない9作目や、新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』ではどのようなシステムが取り入れられるのか、今後も「ドラクエ」から目が離せません。

(マグミクス編集部)

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