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外出自粛中にぴったりなボードゲーム 家族と遊びたいとき、上手に誘う5つのポイント

マグミクス / 2020年5月14日 18時10分

外出自粛中にぴったりなボードゲーム 家族と遊びたいとき、上手に誘う5つのポイント

■いったいどのボードゲームがオススメなの?

 禅寺の住職であり、ボードゲームジャーナリストでもある小野卓也さんが、外出自粛中の家族とのコミュニケーションにぴったりなボードゲームについてアドバイス。そもそもの第一歩、家族をボードゲームに誘うには? お父さん・お母さんに、声かけのコツも解説します。

* * *

 新型コロナウイルス感染症の危機で「すごもり生活」が推奨されているなか、自宅で家族と過ごせるアイテムとしてボードゲームが盛んに取り上げられるようになりました。Webサイトはもちろんのこと、テレビ、新聞、雑誌でもボードゲームを見ない日はないといっていいほどです。筆者も各新聞社から取材を受け、そのたびにオススメのボードゲームを聞かれて頭を悩ませています。どこでも買える定番ゲームがいいのか、自分の好みをどれくらい入れていいのか、キッズゲームがいいのか、パーティーゲームはどうなのか……。

 Webメディアの記事でもいろいろなボードゲームがおすすめされています。2020年3月から現在まで筆者が確認できた26記事85タイトルをクロス集計してみました。初めての方も、ここに挙がっているものをひと通り調べてみて、我が家に合いそうなものを選べば間違いないでしょう。

1位:ナンジャモンジャ 6記事
2位:はぁって言うゲーム/ベストアクト 5記事
3位:タギロン、KLASK!、タイムライン、ロビンソン漂流記、クアルト、犯人は踊る、街コロ、カタン、モノポリー、ブロックス、どうぶつしょうぎ、人生ゲーム、たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。、ペンギンパーティー、キャプテンリノ、ワードバスケット、アンロック! 2記事

 しかしボードゲームはテレビゲームと違い、買ってすぐ遊べるものではありません。説明書を読み、ルールを皆に説明する必要があります。それ以前に、家族に興味を持ってもらえなくて、せっかく買ってきたのに封も切らず棚に置きっぱなしということもあるでしょう。ここで日本中のボードゲーム愛好者を泣かせた、Sさん(長崎在住)のお嬢さんの新聞投稿をご覧ください。

「ボードゲームはひとりでは遊べませんが、私も弟もお母さんもあまり一緒に遊んであげないので、お父さんはひとりでボードを広げ、こまを並べて眺めるなどしていました」

 ボードゲームの記事を見かけても、こうなるのが怖くて手を出せない方も多くいらっしゃるかもしれません。そこで次のページでは、初心者のお父さん(お母さん)がご家族とボードゲームで盛り上がるコツを紹介していきたいと思います。

■勇気を出して家族を誘ってみよう

『はぁって言うゲーム』(幻冬舎)

1.ゲーム選び

 ドイツ年間ゲーム大賞審査委員会では、「ボードゲーム準備のコツ」の最初にゲーム選択を挙げています。留意点は嗜好(興味が持てるテーマか)、プレイ時間(はじめは20分前後)、グループの雰囲気(じっくり考えるほうか、会話で盛り上がるほうか)の3つ。ソムリエになる必要はなく、買うとき(またはゲーム棚から選ぶとき)ご家族の意見を聞ければ一番簡単かつベストです。

2.最初の声がけ

 ご家族の様子を観察してみましょう。勉強、仕事、家事、息抜きと、それぞれ自分の時間というものがあります。何かに集中しているときに中断されるとイラッとなるかもしれません。すると毎日、ちょっとヒマでやることがなくなっている時間帯が見つかるはずです。そこを見計らって誘います。夕食後や、休日の夕方あたりが狙い目です。

3.ルールの説明

 長崎のボードゲームカフェ「サニーバード」の平浩太店長は「長くて5分できれば2分」といいます。それでゲーマーズゲームの『テラフォーミング・マーズ』をお子さんと遊んだというのだから驚きです。そのためには事前に静かなところで説明書を読んで、大事なところに印をつけておくことが大事です(どこかで遊んだことがあるならなおよいでしょう)。そして軽く説明して、詳しいことはチュートリアルプレイのつもりで実際に遊びながら少しずつというのがよいでしょう。とにかく皆が興味を持ってくれているうちに、早く始めることを心がけます。

4.盛り上げる

 真剣に考えるゲームでも、ワイワイしゃべるゲームでも、みんなに楽しく過ごしてもらうには、自分自身がエンターテイナーになることを心がけます。ほめる、笑わせる、励ます、感謝する……出しゃばりすぎないくらいで少し積極的に、そして機嫌よく。普段からの家族内でのコミュニケーションと信頼関係があるとスムーズでしょう。

5.トラブルにうまく対処する

 始めからやる気がなかったり、途中で飽きてしまったり、負けて不機嫌になったりするのは年齢問わずよくあることで、こちらまで不機嫌になってしまってはいけません。そのゲームに興味がもてないようなら別のゲームを提案する手もありますし、体調が悪い、ほかにしたいことがあるというのでしたらまたの機会にしてもいいでしょう。強制されるともはや遊びではなくなってしまいます。

 もちろんこれは全て完璧にこなさないと、ボードゲームは遊べないということではありません。また、一緒にできることであれば必ずしもボードゲームにこだわる必要もないと思います。遊びたくて遊べないお父さん(お母さん)に、ひとつでも参考になれば幸いです。

(小野卓也)

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