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『ドラクエVII』やり込み要素がエグい! 完全クリアの難易度に頭を抱える…

マグミクス / 2021年8月26日 18時40分

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■圧倒的ボリュームは序盤から! スライムに対峙するまでもひと苦労

「『ドラゴンクエスト』が早く出ますように」。

 発売予定日の延期に次ぐ延期から、神社で手を合わせるファンを映すテレビCMまで放送された『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』(以下、ドラクエVII)がリリースされたのはさかのぼること21年、2000年8月26日です。

「ドラクエ」シリーズのナンバリングタイトルで初のPlayStation用ソフトとして発表された『ドラクエVII』は、DISC2枚組におよぶ意欲作です。現在と過去を行き来し、魔王に封印された大陸・島を取り戻していく物語は、ファンの祈願に応えるかのようなボリュームで描かれ、シリーズ随一の長編作でもあります。その一方で、膨大過ぎるストーリーに、途中で挫折してしまったプレイヤーも少なくはありません。

 まず、『ドラクエVII』はスライムとの初戦闘に至るまでもひと苦労です。序盤、主人公の暮らす現代は一見して平和そのもの。初めて敵と対峙する過去の世界に訪れるまでの間には、本作のキーアイテム「石版」のカケラを収集するシナリオを進行させる必要があるのですが、この石版集めは初見プレイでは一筋縄でいかない複雑さを持っています。

 また、他シリーズ作品と比較すると『ドラクエVII』は、特段ショッキングなエピソードが詰め込まれていることでも有名です。

 たとえば、村を守るために自らの死を選ぶ「マチルダ」を一方的に攻撃し続ける戦闘を避けることはできません。屍となった主人を数百年もの間、介護し続けるからくり人形「エリー」に心を痛めたプレイヤーも多いことでしょう。戦闘能力の高い仲間「キーファ」の永久離脱に愕然することもあれば、過去の過ちを改竄(かいざん)する村「レブレサック」などなど……。

 長い冒険の道中に待ち受ける後味の悪いエピソードの数々も、プレイヤーのドロップアウトを助長させる一因だったのではないでしょうか。

 全ての元凶、いわゆる”ラスボス”の「オルゴ・デミーラ」を倒しても旅路はまだ続きます。ボリューム満点の『ドラクエVII』には、クリア後のやり込み要素もふんだんに用意されているのです。

■裏ボスを倒すどころか、たどりつけもしない やることが多すぎる…!

2013年にはニンテンドー3DSでも発売 (C)SQUARE ENIX

「ドラクエ」シリーズには、いわゆる”裏ボス”撃破までがストーリーに組み込まれていることが恒例です。『ドラクエVII』では、主人公一行の最後の敵として「かみさま」が立ちはだかります。

 この「かみさま」は、ふくよかで温和そうな見た目にそぐわず、シリーズのボスキャラクターのなかでも屈指の強さを誇っており、撃破には相当のやり込みが要求されます。

 さらに、(2013年に発売された、ニンテンドー3DS版では改変されたものの)「かみさま」に辿り着くためにはラスボスを撃破の前に「こわれた石版」を特定の宝箱に入れる手順を踏む必要があるのですが、このギミックに関するヒントは多く提示されません。撃破するどころか、たどり着くだけでも多くのプレイヤーが頭を悩ませました。

 ほかにも、『ドラクエVII』には転職システムが採用されており、全ての職業に就くためには、特定のモンスターが戦闘後に落とすレアアイテム「心」が必要です。しかし、上級モンスターほどドロップ率は低く設定されており、その確率は最も低いものでなんと「1/1024」です。

 モンスターを収容する「モンスターパーク」「モンスター図鑑」のコンプリートも容易ではありません。また「世界ランキング協会」のコンテスト優勝に「小さなメダル」集め、「移民の町」の発展……。ストーリーにも複合的に関わってくるやり込み要素もたくさん用意されており、よほどの“ドラクエマニア”でない限り、完全クリアをしたプレイヤーは”ほぼ”いないと言っても過言ではないように思えます。

 とはいえ、『ドラクエ』は『ドラクエ』。面白さは折り紙つきです。iOS/Android用に配信されているリメイク版の『ドラクエVII』では、ナビゲートキャラクターの登場をはじめとした改変が加えられ、全体的な難易度は下がったものの、依然として完全攻略にはガッツが要求されることに変わりはありません。アプリで手軽に遊べる今、かつて挫折した冒険の書を開いてみてはいかがでしょうか。

(ふみくん)

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