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AFEELA 1の日本展開はどうなる? ソニー・ホンダ川西社長に直撃!【CES 2025】

マイナビニュース / 2025年1月10日 21時30分

AFEELAのAIエージェントについては、オーナーに合わせた「パーソナライゼーションがどこまでできるか」をSHMのエンジニアリングチームは突き詰めてきました。なかには「雑談する機能」も含まれますが、ほかにも車内にあるさまざまなセンサーがオーナーの粗っぽい運転を検知すると安全運転を指摘してくれたり、オーナーの好きなものや行動パターンをEVがある程度覚えて、心地よいドライブの行動計画を提案するサービスなどが検討されています。

ここには、ソニーがたくさんの家電やソフトウェアのユーザーインターフェースをデザインしながら得た幅広い知見が活かされています。
先進技術でドライバーの満足度を高める

AFEELAのモバイルアプリには、EVのデジタルキーとして機能したり、車両の前方に搭載する「Media Bar」の表示を自由にカスタマイズできる機能があります。川西氏は「オーナーが自動車の中にいない時間にも、AFEELAのさまざまなサービスを楽しめることが大事」と語ります。そのために、AFEELAアプリもローンチに向けてさまざまな準備が進められています。

CESでソニーが開催したプレスカンファレンスでは、壇上に立ったソニー・ホンダモビリティの代表取締役会長兼CEOである水野泰秀氏が、スマホに話しかけてAFEELA 1を操縦するデモンストレーションを披露しました。川西氏によると、同様の機能は「技術的には実現可能」なのだそうですが、恐らくはさまざまな法規があるため、発売時に実現することは難しそうです。

ただ、川西氏の中では、例えばオーナーがAFEELA 1と離れている場所から通信経由でコミュニケーションを交わしたり、EVやオーナーの住まいの防犯対策のようなスマートホーム機器を載せることについては「前向きに考えている」とも付け加えています。

AFEELA 1の室内では、高精細な映像コンテンツを視聴したり、360 Reality Audioとドルビーアトモスに対応するイマーシブオーディオ再生が楽しめます。SHMは、アニメ配信サービスを中心に多彩なアニメ関連のビジネスを世界展開するアメリカのCrunchyroll(クランチロール)と、2024年9月にパートナーシップを組みました。筆者は、高級EVであるAFEELAに憧れる世代と、クランチロールでアニメ作品を楽しむ世代がなんとなくミスマッチするように思いました。

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