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沖縄の海岸にコカイン18kg漂着 60万回分で4億3200万円相当 被疑者不詳で11管などが書類送検

沖縄タイムス+プラス / 2024年3月13日 15時20分

押収されたコカインの一部。プレート状になっており魚のような模様がある。縦約10センチ、横約20センチ、厚さ約5センチ。(沖縄地区税関提供)

 中城海上保安部は12日、昨年7月に中城村の海岸でコカイン約18キロ(末端価格約4億3200万円相当、使用回数約60万回)が見つかったことを発表した。

何者かが輸入目的でコカインを海に投げ共犯者が回収し密輸しようとしたとみて捜査していたが、容疑者は特定できず、麻薬取締法違反(営利目的、輸入予備)の疑いで容疑者不詳のまま那覇地検に書類送検した。

 中城海保によると、昨年7月21日午後4時ごろ、同村久場の海岸で、通行人がビニール袋のようなもので梱包こんぽうされた粉末を発見し110番通報した。その後、その粉末がコカインであることが判明し、第11管区海上保安本部、沖縄地区税関、県警で合同捜査していた。

 押収したコカインはプレート状になっており、ビニール袋のようなものに包まれていた。プレートは19個ほどあり、魚の模様が描かれているのもあった。

 昨年8月にも慶良間諸島の付近海域で梱包されたコカイン約28キロが浮いているのが見つかり、11管などが麻薬取締法違反(密輸予備)の疑いで容疑者不詳のまま書類送検した。同事件について、那覇地検は嫌疑不十分で不起訴処分とした。

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