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「しょせん」ではありません。「所謂」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2020年11月27日 11時30分

たくさんの種類と読み方がある漢字。読めそうで読めないもの、読み間違いが起きやすい漢字も少なくありません。

そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

「所謂」の読み方、知っていますか?

「所謂」の読み方は?

まず所謂を「しょせん」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。“どうこう言っても結局は”、“つまるところ”を意味する「しょせん」は「所詮」と表します。

では所謂はなんと読めばいいのでしょうか。

ヒントとなるのは所謂の意味。

所謂は

世間一般に言われる。俗に言う。よく言う。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。

“俗に言う”を言い換えてみると…

正解は…

「いわゆる」です。

所謂の謂の読みは

  • 音読み イ
  • 訓読み い(う)・いい・いわ(れ)

であり、所謂と「いわゆる」の読みに一見関連がないように思えるかもしれませんが、語源を見ていくと「所謂(いわゆる)」につながっていきます。

「いわゆる」は動詞「言う」に受け身を示す助動詞の「ゆ」の連体形「ゆる」がついたもので、「言われていること」を表します。一方所謂は漢文から来ており「(みんなの)言うところの」を表す言葉です。「いわゆる」も所謂も同じ意味をもつことから、所謂を「いわゆる」と読むようになったと言われています。

ではここでおまけにもう一問。「所在・所有」を「しょざい・しょゆう」以外でなんと読むでしょうか。

ヒントは「所謂」と同様の成り立ちだということ。所謂が「謂う所の」を表し、「言う」+「ゆる」の読みで読まれるようになった、というのがヒントです。所在を「在る所の」、所有を「有る所の」と考え、「ある」+「ゆる」の読みを考えてみると…

 

正解は「あらゆる」です!“ありうるかぎりの。すべての。”を表す「あらゆる」は漢字で表すと所在・所有となります。

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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